40代の転職成功確率を高める?内定が決まらない不安や焦りの対処法

転職はキャリアアップや年収アップのチャンスですが、なかなか決まらないことにお悩みの人も多いようです。

「思っていたよりも転職が難しい」

「転職活動を始めて1年を過ぎてしまった…」

「無職の状態が辛い」

など…不安や焦りから、うつに近い状態になってしまう人も少なくありません。

特に40代の人は「早く、確実な」再就職先の決定が求められる分、プレッシャーも大きいのではないでしょうか。

ネガティブな気持ちを抱えることなく転職を成功させるためには、心の問題までフォローできる転職計画・活動をおこなう必要があります。

どのようなポイントに気を付けて計画づくり・活動をすればよいのか、転職活動の参考にしていただければ幸いです。

 

転職が決まらない…つまずきやすいポイント


転職活動を成功させられない理由として、「自己分析の方法」「希望する企業選び」などさまざまな原因が挙げられます。

その中でも、心の健康、お金、家族関係は意外な落とし穴です。

特に40代の転職において、家族関係には配慮が必要です。

 

焦りや不安からうつに近い状態になることも

転職活動中に心の健康を損なうケースとして、下記のような事例が想定できます。

  • 転職がなかなか決まらず、活動期間が長すぎて焦る
  • 無職のプレッシャー
  • 収入面など将来への不安
  • 希望していた企業に転職できなかった
  • 成功させられない理由を自分の中に求めてしまう
  • 追い詰められすぎてうつに近い状態になる

特に、ものごとを以下のようにとらえがちな人は注意が必要です。

  • 「0か100」と二極化してとらえる人
  • ネガティブ要素を必要以上に考えてしまう人
  • 自分に厳しい人

 

転職活動はお金がかかる

意外にも目を向ける人が少ないのが、転職活動中のお金です。

転職中には、履歴書・職務経歴書・面接にかかる交通費・当日の食費といった諸経費がかかります。

また、転職に関する情報収集やWeb応募に対応するために、通信費は欠かせません。

精神的なゆとりに大きく関係する「お金の問題」は転職活動の成功を考えるうえで欠かせない要素なのです。

 

家族も辛くなる、40代が気を付けたい家族関係

転職には、家族からのバックアップも必要になります。

特に40代といえば、自分だけでなくパートナーやお子さまの人生設計も考えるタイミングです。

自分の収入で家計やお子さまの学費を担っている人にとっては、「転職資金をどれだけ用意できるか?」「転職後の収入はどの程度か?」ということも含めて検討することが必要です。

さらに、転職はご家族も「貯蓄がある間に内定をもらえるのだろうか?」「転職後の収入でこれまでの生活水準を保てるのか?」といった不安や焦りを抱えてしまう可能性があります。

その結果、転職を急かすなど必要以上に干渉したり、お互いに辛さがわかっているにもかかわらず、思いやりの気持ちを持てなくなってしまったりすることも…

特に40代で転職をご検討中という人は、ご家族からの理解を得た状態で転職を検討・実行することをおすすめします。

 

成功に導く!やっておきたい転職計画

転職は、自己分析や業界研究とあわせて、心の健康・お金・ご家族との関係をフォローする計画づくりが成功への鍵となります。

それでは、どのようなポイントに気を付けて計画を立てればよいのでしょうか?

 

リスクマネジメントとして在職中の転職活動がおすすめ

無職にならないよう、再就職先が決まってからの退職をおすすめします。

収入が確保できている状態であれば、転職資金を確保しながらの転職活動が可能です。

また、収入がない不安や焦りもなく、家族への影響も最小限にすることができます。

在職期間中にできることも、スケジューリングや業界調査、応募企業のリストアップ、希望条件の整理、応募書類作成など尽きることはありません。

どうしても退職してからの転職になる場合は、十分な資金を確保しておきましょう。

 

転職活動期間

目安の期間としては「3か月」が1つのラインです。

転職活動を始めてから直前の勤め先を

離職するまでの期間

40~44歳 45~49歳
合計 100 100
1か月未満 15.1 26.2
1か月以上3か月未満 27.9 27.8
3か月以上6か月未満 16.1 10.4
6か月以上9か月未満 4.8 4.1
9か月以上1年未満 2.5 2
1年以上2年未満 3 1.5
2年以上 2.7 0.7
転職活動期間なし 25.8 26.5
不明 2.3 0.9

(単位:%)

出典:厚労省統計「平成27年転職者実態調査の概況性・年齢階級・転職活動期間の有無・現在の勤め先の就業形態、直前の勤め先を離職してから現在の勤め先に就職するまでの期間階級別転職者割合」より1部抜粋

外部リンク:https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/6-18c-h27-gaikyo.pdf

 

特に40代に絞った統計を見てみると、1か月~3か月未満で転職を成功させている人が最も多く4分の1を占めています。

また、転職活動期間なし(在職中に再就職先が決定)という人も僅差で4分の1程度、さらに、1か月未満という人は40~44歳で5%強、45~49歳で4分の1を超えています。

つまり、40代は転職活動期間が0か月~3か月未満の人が6~7割を占めています。

転職活動期間が長引くリスクとして、収入減、企業から見たときにイメージダウン、ご家族との関係性、社会からの孤立、転職することの目的化(手段の目的化)…といったことが挙げられます。

特に、転職活動期間が1年を超えてしまっているという人は、スケジュールや転職計画そのものの見直しをおこなってみてください。

当初立てた計画を踏まえ、改めて短期目標・中期目標を立てると問題を1つずつクリアしていきましょう。

 

転職先の決め方 特に確実性が求められる40代

特に40代の転職は確実性が求められます。まずは、これまでのキャリアを活かせる企業をリストアップしていきましょう。

また、求人情報の見極め方にもポイントがあります。

40代の転職は、これまでに培ってきたスキルの専門性やマネジメント経験が主なアピールポイントです。

募集している必須要件を満たしていなくても、40代ならではのスキル・キャリアで挽回できることもあります。

 

転職活動がうまくいかない要因

職務経歴書、面接対策、自己分析のしかたなど…さまざまな要因の検討が必要ですが、メンタル面の問題も検討してみましょう。

 

  • 余裕がない、自信がなさそう、元気がないように見える
  • 志望動機、転職理由がネガティブ、他責である

 

40代の中途採用を考える企業の多くは、即戦力・企業力アップを求めています。

特に、部門長やマネージャークラスの募集であれば、リーダーシップのある人を採用しようと考えるのが当然のことではないでしょうか。

1つの部門を任せられる自信や積極性は、重要なアピールポイントです。

また、この機会に社会人としての基本マナーや身だしなみも、改めて見直してみてください。

特に40代ともなると、間違った認識をしてしまっても修正する機会は少なくなっていきます。

さらに、姿勢や身だしなみ1つで心のあり方が変わることもあります。

採用担当者から見た印象も変わってくるため、今一度、見直してみることをおすすめします。

 

転職に向けた心身の健康管理

転職活動中、心身ともに健康を保つことはとても重要です。

確かに、活動期間が1年を超えてしまったりなかなか内定がもらえなかったりすると、不安や焦りがつのり、ある程度はしかたがない部分もあります。

しかし、不安な気持ち・ネガティブな気持ちは、周囲の人に対するSOSとして伝わりやすい面もあります。

当然、採用担当者や家族にも伝わりやすいのです。

面接時に消極的・自信がなさそうに見えたり、ご家族まで不安な気持ちになったりといった悪循環に陥ってしまう前に、心も体も労わりましょう。

 

転職成功につながるマインド

まずは、内定がもらえなくても「自分が悪かったわけではない」と思って割り切ってみてください。

企業の採用担当者は、状況に応じてさまざまな選考決定基準を持っています。

スキルやキャリアは十分であるにもかかわらず、たまたま選ばれなかったということも少なくありません。

たとえば、応募のタイミング、他応募者との比較、他従業員たちとの相性、オーバースペックなど…「就職は結婚と同じ」と考え、単にご縁がなかっただけだと割り切ることで、心の健康を損なう悪循環を回避しやすくなります。

また、ストレス耐性に強い人の思考パターンをまねてみるのもおすすめです。

たとえば、失敗したことを引きずるのではなく、成功したことに目を向けてみましょう。

「唐突な質問にもうまく返せた。失敗した点は、次回こうしてみよう。」といったように、成功体験とあわせて、反省点をバージョンアップできる伸びしろとして考えるクセをつけてみてください。

 

転職活動中におすすめのリフレッシュ法

生活習慣を安定させる

心身の健康には十分な睡眠が欠かせません。

睡眠は脳を休ませ疲労を回復する役割を持っています。

さらに、睡眠がしっかりとれていると高い集中力を発揮でき、病気やストレスに対する耐性も高まります。

また、食生活も重要です。

私たちの体は、ストレスを自分の中で昇華させるときに多くの栄養を必要とします。

たとえば、ビタミンB/C群、βカロテン、ビタミンE、たんぱく質、カルシウム、マグネシウムなどがストレスの昇華にかかわっていると考えられています。

逆に、不規則な時間の食事や偏食、暴飲暴食はストレスをためやすい食習慣です。

 

転職でアピールできる強みを増やす

転職をきっかけに自分のバージョンアップを図ると、知見も広がりアピールポイントを増やすことにもつながります。

たとえば、資格取得や読書がおすすめです。

また、やむを得ず退職後の転職活動となってしまった人でしたら、職業訓練の利用でスキルアップしながら失業給付を受給することもできます。

 

転職成功後も元気で働くために

転職後慣れない間は、気疲れをしてしまうことも少なくありません。

環境の変化についていけるように、運動や人間ドックでの健康状態チェックもおすすめです。

たとえば、場所を選ばないストレッチや体操は、体をほぐし余計な力が抜けます。

エネルギーの消費も増えるので、食への意欲がわき、スムーズな入眠にもつながります。

また、健康な状態は、それだけでストレスがたまりにくい状態です。

転職をきっかけに、改めてご自身の健康に向き合ってみるのもよいかもしれません。

 

焦りや辛い気持ち、不安、無職のプレッシャーをアウトプット

気持ちを「書く」行為は、ストレス解消法として多くの人が実践しています。

個人的なノートに書き出してもよいですし、転職活動日記をつけるのもよいでしょう。

また、SNSやYahoo!知恵袋といったQ&Aコミュニティなど、気軽にアウトプットできるツールもあります。

また、人に相談するのもおすすめです。相談相手は状況に応じて、カウンセラーや転職エージェントも検討してみてください。

カウンセラーはメンタル面で寄り添ってくれるので、冷静さを取り戻し問題整理しやすい環境づくりを手伝ってくれます。

エージェントは現状の転職計画に対してプロとして客観的なアドバイスをくれるので、今までにない新しい視点が広がることもあります。

 

転職エージェントの活用

ぜひとも、転職エージェントやキャリアカウンセラーは利用されることをおすすめします。

客観的な意見、効率的な企業選びノウハウの提供がメリットとして挙げられるからです。

デメリットとして、希望業種とエージェントの相性が挙げられますが、対策として窓口を広げてみてください。

大手転職エージェントの中には、企業との独自パイプやそのエージェントしか情報を持っていない独自求人の紹介が可能な場合もあります。

 

エージェント比較

転職エージェントは企業ごとに違った特色・魅力があります。特に40代の転職サポートに対応可能なエージェントを比較してみましょう。

 

名称 創業年 特徴
リクルート 1960年 【対応可能年齢層】

・20代~

・経歴・学歴・年齢問わず

 

【アドバイザーサポート】

・自己分析・キャリアプランニング

・女性アドバイザーも多い

 

【特徴】

・紹介実績、求人数が多い

・非公開求人が多く、ハイキャリアの

人向けの案件もある

・土日祝・20時以降も対応可能で

在職しながらの転職に有利

・対応がスピーディーで3か月以内

の転職事例も多数

JAC 1988年 【対応可能年齢層】

・30~50代

・部長・役員クラス、課長・マネジメント経験者クラス向けの求人に特化

・年収500万以上のミドル・ハイクラス

向けの求人取り扱い多数

 

【アドバイザーサポート】

・コンサルタント数が多く1対1で

対応、満足度も高い

 

【特徴】

・職種・業種問わず管理職・

技術職・専門職の求人が豊富

・非公開求人あり

・転職サポートが無料

・電話面談可なので在職中の就職に有利

・まずは情報収集したいだけの相談もOK

・外資系企業の紹介可

 

パソナキャリア 1976年

※スタートは派遣紹介事業

【対応可能年齢層】

・20代~

 

【アドバイザーサポート】

・書類添削、面接対策、推薦・

面接日程調整、年収交渉

・サポート、フォローが手厚い

・親身に相談に乗ってくれる

・女性のキャリアにとって重要な

結婚、妊娠、出産、休職/復職などを

考えたアドバイスをしてくれる

・来社時に「転職必勝ガイド」の

ノベルティあり

 

【特徴】

・元々派遣紹介事業からスタート

しているので女性の転職実績も豊富

・各企業とのパイプが太い

・レスポンスが早い

・派遣・パート・アルバイトも対応可

・転職後の年収アップに自信

・独自求人あり

 

Type 1993年 【アドバイザーサポート】

・選考日程調整、面接情報対策

・社会人経験が豊富なアドバイザーが多い

 

【特徴】

・1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)に特化

・転職後の年収アップに自信

・非公開求人も多く、大手企業の求人取り扱いもあり

・独自の選考可

・typeだけの選考枠がある場合も

 

Spring 1985

※1957年に前身Adiaがスイスで誕生

【アドバイザーサポート】

・キャリアプランアドバイス、面接日程調整・給与・入社日交渉、適性テスト対策、書類の添削や模擬面接

・アドバイザーが企業に直接営業をかけているので人事担当と関係が深い

・専門分野に詳しい

・少人数制

 

【特徴】

・外資系企業の転職に強い

・世界60の国と地域に拠点がある

・非公開求人あり

 

ロバート・ウォルターズ   【特徴】

・本社がロンドンなので外資系企業への転職に強い

・海外企業への紹介も可

・ビジネスレベルの英会話力を求められる分、高スキル・高収入案件も多い

・書類選考通過率も高い

・コンサルタントがバイリンガルで専門知識・業界知識も深い

・レスポンスが早い

・交渉に強く年収交渉もしてくれる

・国内は東京中心

・良くも悪くもプッシュが強い 

doda 1956年

※人材紹介サービス開始は1997年

【対応可能年齢層】

・20代~

・若手からミドル層まで対応

 

【特徴】

・求人数が多い

・年収、休暇、労働時間など、

条件面で幅広く対応

・大手企業の求人取り扱いあり

・派遣対応可

・全国で転職イベントやセミナー

を開催している

ミイダス 2019年 【対応可能年齢層】

・全年齢

 

【アドバイザーサポート】

・サポートの期間制限なし

・キャリアアドバイザーとの面談なし

 

【特徴】

・転職アプリ

・スカウトオファーオンリー、希望条件

に合致した面接確約案件のみを紹介

・非公開求人あり

・これまでのキャリアがどの程度価値

があるのか、どんな業種から興味を

持たれるのか腕試ししたい人におすすめ

・他の人の転職事例も公開して

いるので分析しやすい

 

マイナビ 1973年 【対応可能年齢層】

・20~30代向けのITやものづくりメーカー系の求人情報が多いが、大手のため

年齢問わず登録するのがおすすめ

 

【アドバイザーサポート】

・応募書類の書き方

(WEB添削なので遠方可)

・面接指導、初心者向けセミナー開催、

適正診断、転職に役立つ情報を動画配信

・サポートが手厚く、期間制限なし

・求人票の記載以上の情報も

提供してくれる場合も

 

【特徴】

・45年以上の実績

・大手企業の求人取り扱いもあり

・スカウト制度あり

・各企業の採用担当者とのパイプ

もあるので、マッチングの精度に定評

・転職後の年収アップ実績が多い

 

 

 

まとめ

転職活動中、特に心の問題やお金の問題、人間関係・家族の理解を得られないことにお悩みの人も少なくありません。

逆に考えると、現職在職中からそうしたポイントの対策をしておくことが、転職活動成功の鍵となります。

  • 転職計画は慎重にする。在職中がおすすめ。
  • 転職活動はお金がかかる。家族関係も理解を得ておくことが重要。
  • 転職エージェントを積極的に活用する。

特に、20~30代とは違ったポイントに配慮が必要になる40代の転職です。

つまずきやすいポイントと対策法をしっかり把握して、転職の成功確率を高める計画づくりを行いましょう。

 

参考サイト

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO21776670S7A001C1000000/?page=3

https://www.jaic-college.jp/useful/u-11233/

https://www.cocoro-h.jp/untreated/overview/etiology.html