転職で後悔したと悩んでいる人必見!つらい現実の乗り越え方を紹介

転職したことに、後悔していませんか?
「新しい環境で心機一転がんばろう!」と思って転職したものの、仕事内容や環境が思い描いていたものと違って悩むこともあります。
しかし、転職で後悔することは悪いことはではありません。
なぜなら、「自分にぴったりのキャリアは何だろう?」と考えるきっかけになるからです。
今回は、転職をしたことに後悔している人向けに、転職で後悔する理由とともに、目の前のつらい現状を乗り越える考え方を紹介します。
目次
転職で後悔は甘えじゃない!つらい現実の乗り越え方とは?
転職で後悔している人は、「自分は甘えてるだけなのかな?」と悩むことが多いです。
しかし、転職で後悔するのは甘えではありません。
転職で失敗したと感じるのは、決して珍しいことではないからです。
事実として、転職して2年以内のビジネスパーソン1034名に転職サイトの「転職会議」が調査したところ、約4人に1人が「転職に失敗した」と回答しています。
転職会議「転職に関する意識 」(調査期間:2016年03月22日~23日)https://report.jobtalk.jp/research/detail/id=363
そうはいっても、転職に失敗したと落ち込んでしまうこともあります。
後述するように、転職で後悔する理由もさまざまです。
一方で、転職で後悔している人に共通することもあります。
それは、転職したデメリットばかりに目が向いていることです。
そこで、「転職で得られたものは何か?」と、メリットに目を向けてみることがおすすめです。
転職のプラスの側面に目を向けると、つらい現実から一歩抜け出ることができます。
転職して得られたメリットを挙げてみる
まず、転職して得られたメリットを挙げてみましょう。
「固定給が上がった」「残業が減って家族との時間が増えた」といったことをはじめ、「通勤時間が短くなった」といった些細に思えることも、転職で得られた立派なメリットです。
転職して後悔しているときは、「前職のほうがよかった」と思ってしまいます。
しかし、転職したからこそ掴むことができたメリットは、探せば必ず見つかります。
「あのとき転職しなければよかった」と後悔するときこそ、転職したメリットを思い出してください。
なぜなら、自分の決断が間違っていたと考えてしまうと、気持ちがどんどんマイナスになってしまうからです。
「もう少し考えて転職すればよかったかもしれない。
だけど、メリットもあるから、転職したことは100%間違いではない」と思えると、気持ちを前向きに保つことができます。
目の前の仕事を着実にこなす
転職で後悔しているときは、ゆっくりでもいいので、仕事を着実にこなしていくことを優先してください。
転職者は「即戦力」として見られていると考え、過度にプレッシャーを感じてしまう人がいます。
もちろん新卒社員と違い、いちから丁寧に仕事を教えてもらえるということはありません。
しかし会社が変われば、たとえ同じ営業職でも仕事の進め方が異なるのはよくあることです。
「仕事ができないと思われてるかな…」と転職してきた本人は不安に感じている一方で、転職先の同僚は「まだ会社に慣れていないんだな」と思っていることは多々あります。
一流のスポーツ選手だって、所属チームが変われば最初は不調に終わるものです。
まずは、目の前の仕事に集中しましょう。いきなり成果を出そうと焦る必要はありません。
できることが積み重なると、「ここでもやっていける」と自信が湧いてきます。
メンタル不調やウツ気味になっているときは無理しない
仕事のことを考えると吐き気がする、眠れないなどの症状が続く場合は、たとえ転職してすぐの時期であっても無理は禁物です。
少なからず、新しい環境に飛び込むときは誰しも緊張はあります。
しかしメンタル不調は、「環境が自分には合っていない」という身体からの危険信号です。
体調を優先させ、休むのが先決ですが、回復しない場合は再就職も視野に入れましょう。
「転職してすぐに転職しても大丈夫?」と不安に感じることもあると思います。
「早期に転職する人は、すぐに辞めてしまうのでは?」と、不安に思う面接官がいることも確かです。
しかし早期転職にはメリットもあります。
「メンタル不調にならない会社は?」と、自分に合った転職先を具体的に探せることです。
そして、「こんな環境だとつらいと感じる」という気づきは、長い仕事人生を考えると、実は貴重な収穫であることもあります。
身体は、一番の資本です。そのため、早期転職してでも健康的に働ける環境を探すのは、決して間違った行動ではありません。
転職で後悔する理由を3つ紹介
転職で後悔することは、必ずしもネガティブなことではありません。
また、再就職に関しても、決して否定されるものではないことはお伝えした通りです。
ただ、改めて転職先を探すにしても、次は後悔したくないですよね。
そこで、転職で後悔する理由を3つ紹介したあとに、後悔しない会社選びのポイントをお伝えします。
給料はアップしたけど残業が増えた
転職して給料はアップしたけど、残業が増えたというのはよくある話です。
忙しくなると多少は覚悟していたものの、想像以上に忙しかったというケースも少なくありません。
転職で給料アップを目指すときは、現職よりも忙しくなる可能性がかなり高いことは理解しておきましょう。
また、会社によっては、給料を高く見せるために固定残業代を額面に含ませていることがあります。
残業時間や、給与に何時間分の固定残業代が含まれているかなど、就業条件を慎重に確認することも忘れないでください。
業務についていけない
業務を覚えられなくて、転職を後悔する人も少なくありません。
とくに、成長環境を求めて大企業からベンチャー企業に就職した人が、前職とのスピード感の違いに圧倒されて悩むことが多いです。
業務についていけないときは、逆説的ではありますが、「業務に追いつこうとしないこと」がポイントです。
無理にスピードについていこうとすると、空回りして本来のパフォーマンスを発揮できないことがあります。
そこで、多少勇気はいりますが、「ゆっくり説明してくれませんか?」と相談してみるのもひとつの手です。
転職先で働いている同僚は、スピード感に慣れているため、転職者に対しても同じ仕事のスピードで接してしまうことがあるんですね。
業務にひとつひとつ慣れていくと、自然と周囲のスピードに合わせていけます。
人間関係がギスギスしてつらい
転職で後悔する理由として、人間関係を挙げる人も多いです。
未経験で営業職に飛び込んだ人や、中小企業から大手企業に転職した人が、会社の文化の違いに戸惑うケースもあります。
転職して職場の人間関係で悩んだときは、相談できる人を社内で見つけることがおすすめです。
会社の部活などに入り、他部署の社員と交流を持つのもひとつの方法といえるでしょう。
また、会社の相談窓口や人事部など、職場とは異なる第三者に相談することも検討してください。
ポイントは、第三者の客観的なアドバイスをもらうことです。
配属された部署の人間関係がギスギスしていると、転職者は誰にも相談できず悩むことになります。
とくに転職当初は、ひとりで人間関係を良くしようと行動しても、心労ばかり溜まっていくでしょう。
新しい環境に飛び込んだ転職者にとって、味方となる社員がいることは非常に心強いことです。
人間関係で悩んだら、部署の外に居場所を見つけられると気持ちに余裕がうまれます。
転職で後悔しないために知っておきたいこと
「人生100年時代」と呼ばれるなか、転職したばかりだとしても、新たな環境を求めて転職する可能性はあるでしょう。
とくに、転職して後悔している人は「次こそ理想の環境を!」と思いますよね。
そこで、後悔しない転職をするために押さえたい考え方を2つご紹介します。
勢いで転職すると冷静な判断ができない
勢いで転職するのは、転職して後悔する可能性が高いので避けましょう。
「上司に理不尽に怒られた」「重大なミスをした」といったように、突発的に嫌なことがあると「転職」の2文字が浮かびますよね。
しかし、現職の不満を解消するための転職は、往々にしてうまくいきません。
なぜなら、会社の規模や社風は違えど、働いている以上は、不満に感じたり大きなミスを起こす可能性は誰にでもあるからです。
つまり、次の転職先でも不満を感じることがあるので、不満を解消するために転職をする人は、一向に問題が解決できないということになります。
そして、明確な目的がないまま転職すると、あとで冷静になって振り返ってみたときに「なんで転職したんだろう…」と後悔する確率が高まります。
転職しか頭に浮かばないときこそ、「転職で何を変えたいのか」「転職先に求める優先順位は何か」といったことを、冷静に考えてみることが大切です。
条件面より社風とのマッチ度を重視
転職で後悔しないためには、転職先の社風を調べることが重要です。
なぜなら、環境によって仕事のパフォーマンスに違いが出るからですね。
また、自分に合わない環境で働くと、精神的に参ってしまうこともあります。
社風を知るには、「Open Work」や「転職会議」といった、社員の声を集めたサイトを見てみましょう。
リアルな社内の声は、自分と転職先とのマッチ度を知るうえで貴重な情報です。
また、転職エージェントに複数登録し、興味のある会社の社風を3人以上のアドバイザーに訊いてみるのもおすすめです。
なぜ3人以上かというと、紹介会社のよい面しか言わないアドバイザーもいるからです。
会社の雰囲気や社風に関する情報を少しでも集めて、納得したうえで入社すると、「入社前に思い描いていた環境と違う」といったことを防ぐことができます。
転職で後悔したときこそキャリアを見直すチャンス
転職で後悔しないためのポイントは、以下の通りです。
- 転職で得られたメリットに目を向ける
- 目の前の仕事を着実にこなすことを最優先にする
- 早期退職は理想の環境に近づくための大切な手段
- 勢いで転職しない
- 自分と社風のマッチ度を確認して転職する
転職で後悔したときは、目の前が真っ暗になることがあります。
しかし、転職したからこそ得られたメリットや、「この環境は合わない」といった気づきは、今後の仕事人生にとって大切な財産です。
後悔したときこそ、転職のプラスの面に目を向けられるとよいですね。
参考サイト
転職会議「転職に関する意識 」(調査期間:2016年03月22日~23日)https://report.jobtalk.jp/research/detail/id=363
「Open Work」https://www.vorkers.com/
「転職会議」https://jobtalk.jp
Twitterをフォローしよう
@K5_940310さんをフォロー