合わない上司への対処法!異動や転職も視野に入れて職場環境を改善!

「上司とどうしても馬が合わない」

「どうしたら気持ちよく上司と仕事ができるのだろう」

こんな風に悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

合わない上司にうまく対処できないと、仕事にも影響が出ます。業務の進行に支障が出て、精神的にダメージを負うことによって、仕事のクオリティが下がった経験をされた方も多いでしょう。

そこで本記事では、どのように上司に対して対応することで、自分の職場環境が良くなるのか、さらにはどうしても上司と合わない場合は、異動・転職がありなのか、についてまとめました。

タイプ別「こんな上司は嫌だ!」6選

「上司が合わない」と感じている方は、多かれ少なかれ以下のような傾向のある上司に当たっている可能性があります。各上司に対する心構えをご紹介しますので、反面教師としても心に刻みましょう。

パワハラ系上司

嫌な上司の代表格といえば、パワハラ系上司です。

これだけ社会問題になっているにも関わらず、根強く存在します。暴言暴力はもちろん、休ませない、帰らせない、早朝出社させるなど、奴隷のような勤務を平気で押し付けます。部下に日常的なパワハラをおこなうことで、思考能力を奪い奴隷化していくのです。

このような上司に当たってしまった場合は、上司の言動を日々記録しておきましょう。外面がよいタイプも多いため、材料がなければ、いくらパワハラ上司と訴えても、上は信用しません。その上司が仕事ができる場合、会社として目をつぶっているケースもあります。

改善されない場合は、異動・退職を決断し、環境を変えないとあなたの心身が危険です。

体育会系上司

体育会系=パワハラ系というイメージもあるかもしれないですが、必ずしもそうではありません。体育会系上司の特徴は、精神論に偏りがちな点です。気合や忠誠心を分かりやすく表現してくれる部下を好みます。

ですので、「挨拶の声が大きい」「人より長時間働く」「上司の命令に逆らわない」「上司の誘いには、いつどこにでもついていく」というような人は評価が高いです。部下が頑張っていることを、目に見える形で見るのが快感なのです。

逆に、部下に能力がある場合でも、苦手なタイプに対しては、評価を下げる傾向があります。体育会系上司との関係を改善しようと思ったら、まず挨拶や返事の声を大きくするというのが有効です。

「会社の中でそんな学生の部活みたいなこと」と思う方も多いと思いますが、体育会系上司は中学・高校・大学の運動部の縦社会の論理で、今も生きています。

マイクロマネジメント系上司

マイクロマネジメント系上司とは、あなたに任せた仕事の一切をコントロールしようとする上司です。

あらゆることに口を出し、どんな些細なことでも間違いをみつけて厳しく叱責します。 過干渉な管理を部下に対しておこなうのです。これが続くと、部下は主体性を失い、組織は停滞します。マイクロマネジメント系上司は、パワハラ系上司も兼ねているケースがあります。

マイクロマネジメントから解放されるには、彼から信頼を得るしかありません。上司自身はマイクロマネジメントをしている自覚はなく、間違った管理方法であることも思っていないのです。

「ミスを極限まで減らす」「指摘される前にすべて報告」「上司が指示した方法をすべて実行して、常にそれのフィードバックをおこなう」「上司に反論しない」という行動が必要になります。数ある困った上司のなかで、パワハラ系上司と並んで、部下へのダメージが大きいタイプと言えます。

プレーヤー気質が抜けない系上司

中小企業に多いタイプですが、営業マンや制作が実績を重ねて役職が上がり、上司になるパターンがあります。営業や制作などの現場では、大変仕事ができ成績もよく、会社から評価されたのでしょう。しかし、彼らが管理職として優秀かは誰にも保証できません。

往々にして、自分の実績や能力への自信から、部下にもその方法を押し付ける、自分の能力を誇示し、部下を無能扱いするというケースもあります。この手の上司は、部下の自由な発想を壊してしまい、部下の成長を阻害します。部下は自信が持てなくなり、モチベーションが下がります。

この類の上司は、自分で気づかない限り、言動が変わる可能性が低いといえます。具体的には「チームの成績が上がらない」「退職者が続出する」など、目に見える形で停滞していることが分かることが必要なのです。

部署から退職者が続出、働いてる部下たちはみんなボロボロ、会社からは数字が上がらないことと退職者が多いことを叱責される、ということを繰り返し、初めてプレイヤー気質が抜けない系上司は改心するのです。

無気力系上司

報告や提案をしても、いつも空返事ばかりで本当に聞いているのかよくわからない。いつも席に座って何をしてるのかさっぱり分からない、というような、無気力系上司にお悩みの方もいるでしょう。

上司にとっては平穏無事に、出社から退社まで過ごすことのみがミッションです。それで問題が起こらなければいいかもしれませんが、何かトラブルがあった際には、まったく役にたちません。むしろ首を突っ込んで来られると、事態が悪化します。

この上司への対応は、「部下である自分たちは、しっかり役割を果たしている」ということを、客観的に見てわかるような形に残しておくことが必要です。報告していた内容なのに「聞いていない」と言われることがないように、メールやチャットの履歴、渡した書類のコピーなどはしっかり保管しておきましょう。

気分屋系上司

言っていることが日によって変わる、ひどい場合は数分単位で変わる、その日の機嫌によって職場内での態度がまったく違う、すぐに感情的になり論理的な話しがしづらい、などといった気分屋系上司にも困ったものです。

気分屋系上司は、その場その場の感情で生きている生き物です。対処法としては、受け流すというのが最も効果的です。上司の中にある負の感情を正確に把握することは非常に難しいので、それに巻き込まれないようにするというのが合理的なのです。

合わない上司への対処法4選

以上のように困った上司たちに、どのように対処したらよいのでしょうか。必ずしも一つのタイプだけでなく複合型のケースもあり、程度も人によってさまざまです。

「嫌なら無視すればよい」というような意見もありますが、仕事で成果を出すためには上司をうまく使うことは避けては通れません。それでは、合わない上司をコントロールする方法を考えてみましょう。

ほかの人はどうなのか情報収集

まず「その上司に対して同僚たちがどう考えているのか」を知る必要があります。というのも、「自分だけが合わないのか」「ほかの人も同じような悩みを抱えているのか」で、対応が変わるからです。

もしあなただけが合わないと感じているようであれば、あなたの上司に対する対応方法に何か問題がある可能性があります。もしくは、何か理由があってターゲットにされているのかもしれません。人間的に合わないのかもしれません。あるいは、ほかの人たちは困った上司への対応法を、すでに見つけている可能性もあります。どのように対応したらよいのか同僚たちの意見を聞き、それを試していきましょう。

ただし、上司への不満という形で、ほかの同僚に愚痴るのはやめた方がよいです。同僚全員があなたと同じ不満を、上司に対して持っているとは限らないからです。上司に対して不満を持っているということがバレて、さらに立場が悪くなる危険があります。

「こないだ上司に報告をした際にこんな指摘を受けたんだけど、どのようにすれば適切な対応だったのか」というように「改善して業務を円滑に進めるための相談」という体で話しましょう。

業務への支障がある場合は改善へ向けて努力をする

上司が合わないから「できるだけ距離をとる」「話さない」「無視する」「関わらないようにする」というのは、業務効率を下げる危険性があります。業務がうまく回らないことで、あなたの評価はさらに下がってしまうのです。

新人や若手のうちは気にならないかもしれませんが、中堅にもなると今後の社内での立場を考えるようになるでしょう。上司を避けまくるような方法は、あまり好ましい方法とは思えません。

あくまで「仕事を通して上司と向き合う」という姿勢は、キープしなければならないのです。上司の問題行動や納得できない考え方、各種対応などが業務に支障をきたしている場合もあるかもしれません。その際は業務の改善というフェーズ上で、上司を含めたチームの話し合いを持つ必要があるのです。

上司の好き嫌いという次元まで程度を落としてしまうと、あなた自身がレベルの低い人材という評価になってしまいますので気をつけましょう。

割り切る

もし業務上で、支障が出ない類の「合わない」「やりづらい」といった状況であれば、「割り切る」「受け流す」といった心の持ちようがよいでしょう。

もちろん根本的な解決にはなっていません。しかし、業務的にもあなたの心身的にもなんとかなるレベルなのであれば、諦めの感覚で上司と付き合っていくのも一つの手です。

さらに上の上長に相談する

上司が合わないと感じるだけでなく、パワハラなどの問題行動があったり、言動が業務に深刻な影響を及ぼしたりしているという場合は、さらに上の上長に相談するのが選択肢に上がってきます。

しかし、「上司に不満がある」というスタンスで話をしてしまうと、まともに話を聞いてもらえない危険性があるので注意が必要です。あなたの上司を任命したのは、その上の上司なので、人事に不満が受け取られかねません。あなたの評価が下がってしまう危険もあるのです。

そこで、上司の行動による悪影響を、感情論ではなく、論理的に文書や数字を示して報告する必要があります。

合わない上司への我慢が呼ぶ悲劇

「合わない上司をひたすら我慢する」「パワハラや理不尽な要求にひたすら耐え続ける」これは社内でのあなたの立場もあなたの心身状態も危うくします。「こんなに我慢したのに事態が悪化しただけ」という危険があるのです。

自分の評価が下がる

あなたが合わないと感じている上司は、上司側も合わないと感じている可能性があります。上司が感じる合わないというのは「使えない」「扱いづらい」「反発ばかりする」「理解度が低い」というような要素があります。

あなたが合わないと感じている間にも、上司の中であなたの評価は下がり続けています。社内での評価=上司の評価です。あなたにとって危うい状況なのです。

これを脱却するためには、上司との関係性を改善し、再評価してもらえる流れをつくるしかありません。そのためには我慢するだけではダメなのです。

精神的に不安定になりうつ病になる

合わない上司を我慢し続けることで、精神的に不安定になり、うつ病を発症したというケースもあります。何らかの形でパワハラを日常的に受けていることも考えられます。

心身に不調が出るレベルの合わない上司の場合は、逃げるのが最良の策です。異動や転職を本格的に検討しましょう。会社にも事実を報告し、対応を求めるべきです。

異動・転職は上司と合わない場合の最終手段

上司と合わないからといって、なんでもかんでもすぐ異動や転職を考えるというのはおすすめできません。どこの世界にも合う人合わない人というのは存在します。仕事においては、自分にあった人だけを選ぶことはできないのです。

しかし、「上司と合わないがためにあなたの評価が下がり、それが改善される見込みもない」「心身に多大なるストレスを受け、あなたの人生の質が下げられている」と感じるようであれば、異動や転職は致し方ないでしょう。合わない上司と働き続けることで得られるものが少ないのであれば、新しい世界へ旅立つときなのかもしれません。

異動を申請する

比較的規模が大きい会社であれば、異動の申請をするのはさほど珍しくありません。申請理由に関しては「上司と合わない」というような言い方は避けましょう。パワハラを受けていたのであればその事実を正確に報告する。そうでないのであれば自分のキャリア上の目標や、家庭の事情を理由にするのが無難です。

転職も検討しましょう

異動申請が通らない場合もあるかもしれません。また中小企業の場合、異動というシステム自体が存在しなかったり、狭い社内で結局顔を突き合わせることになるので居心地が悪かったりということになります。

その場合は、思い切って転職をするのも一つの方法です。環境をダイナミックに変えることで、人生の質が上がる期待も持てます。

まとめ

・困った上司に対する心構えをしっかりともつ

・合わない上司でも仕事をする上では無視できない

・仕事の質とあなたの評価を上げるために、上司のコントロールをしよう

・合わない上司があなたの評価を下げる

・合わない上司があなたをうつ病に

・合わない上司が無理な場合は、異動・転職もやむなし

今回は合わない上司への対処法についてご紹介しました。合わない上司に当たってしまった際には、関係改善を努力しつつ、環境を変えることも頭の片隅に置いておきましょう。