「仕事から逃げたい」は甘えではない!追い詰められたら逃げ方を考えよう

「仕事が辛すぎて逃げ出したい」とギリギリの状態で頑張っていませんか?
本当に辛くて逃げたいという気持ちは、心が限界だというサインです。逃げ出すことは決して悪いことではありません。そう聞いても、本当に逃げていいのか悩む方もいるでしょう。
この記事では、仕事から逃げたいときに考えるべきことをまとめました。また、「私が逃げたい理由は甘えじゃないかな?」という疑問にも答えています。
今すぐ逃げられない時の対処法も示したので、今苦しんでいる人はぜひ読んでみてください。
目次
仕事から逃げたいなら我慢しなくてもいい
「仕事から逃げたい」という気持ちは甘えではありません。逃げたい気持ちは我慢しなくて大丈夫です。
「仕事から逃げる自分は弱いのでは?」と思うかもしれませんが、逃げたい気持ちに向き合って今仕事をしている時点で、十分頑張っていますよ。無理を続けて体調を崩してもよいことはありません。あなたを守れるのはあなた自身だけなのです。
周りの人が何を言っても、自分に素直に行動することをおすすめします。
仕事から逃げて元気を取り戻した私の体験談
仕事から逃げたい気持ちへの対処法を解説する前に、少しだけ私の体験を紹介します。
私は仕事が辛くてたまらず、そんな自分を責め続けてうつで休職しました。
「仕事が辛いのは自分の能力が足りないせいだ」、「上司と合わないのは自分が頑張れていないからだ」と考え続けてろくに寝られません。寝不足のなか残業が続き、食欲もなくなっていきました。
もう無理だ、という気持ちに蓋をして頑張っていたのですが、ある日突然起き上がれなくなってそのまま休職。涙も止まらない日々を過ごしました。
自分の気持ちに正直になるべきだったと反省しています。
結局その会社を退職したのですが、新しい会社では毎日楽しく働くことができたのです。仕事から逃げるのはダメだと思い込んでいたのですが、環境を変えたら毎日が楽しくてとても驚いています。
このような経験をした私だからこそ、「仕事が辛いならば逃げるべき」とアドバイスします。
仕事から逃げたいなら「逃げ方」を考えよう
仕事が辛いならば、賢く逃げる方法を考えてから行動した方がよいです。嫌な会社で消耗していても時間を無駄にしてしまうので、早めに逃げたい方もいるでしょう。ただし、逃げ方を間違えたら、また苦しい思いをするかもしれません。
まずは逃げ方を考えるところから始めましょう。
仕事を逃げて転職するのは悪いことではない
仕事から逃げて転職するのは悪いことではありません。総務省統計局の労働局調査によれば、2018年の転職者は300万人を超えています。多くの人が転職していますし、嫌な仕事を変えるのは一般的になっていますよ。
今より良い環境を求めるのは、前向きな改善です。仕事をやめることは逃げではなく、仕事環境を改善するための挑戦と前向きに捉えましょう。新しい場所で輝くことができれば問題ありません。
期限を決めて逃げる準備をしよう
転職、自分で起業、留学をして一度勉強など、逃げる方法は一つではありません。後先考えずに逃げ出すと、選択肢を十分に検討できずに後悔する元になります。事前に次の行動を考えたり、やめたあとの行動の条件を考えて、成功する確率をあげましょう。
仕事を逃げたいほど苦しんでいる方は、期限を決めて準備をするのをおすすめします。長期になると、今の仕事だけでなく、逃げる準備にも疲弊するからです。3ヶ月を目安に準備を進めましょう。
この3ヶ月、本気で逃げるために考えましょう。何が原因で逃げたくて、同じ状態にならないためにどうしたらいいかを整理すれば同じ失敗を繰り返しません。何度も退職している人は、この検討が甘く何度もストレスをためています。
何回も逃げを繰り返すと「逃げグセがある」とみられてしまうこともあるので、一度でつらい原因から逃げきれるように、本気で向き合いましょう。
限界ならば一時的に休んでもいい
今本当に限界の状態で考える気力もない方は、休んでしまっても大丈夫です。しっかり休息をとって、元気に動ける状態を目指しましょう。長期休暇をもらって一回仕事から離れ、ストレスを解放します。
回復してきてから、その仕事を続けるかどうか考え始めれば問題ありませんよ。苦しい状態の時は思考が止まってしまうので、無理やり考えずに休みましょう。
これって甘えなの?仕事から逃げたい5つの理由
「仕事を逃げてもいいと言われても、自分の悩みはただの甘えじゃないか?」と悩んでしまう方もいるでしょう。ここでは仕事から逃げたいと思う理由として代表的なものを5つ紹介します。
それぞれ、仕事を逃げても良いかどうか解説しているので、ぜひ目を通してみてください。
人間関係が悪い職場
人間関係がギクシャクしている職場は居心地が悪いものです。
- 部署内に派閥がある
- 職場に同性が少ない
- 上司がワンマンで意見を聞いてもらえない
- 同僚と年齢が離れすぎて話が合わない
- 社風が合わない
このような場合、自分の努力では環境が改善できないことも多く、頑張るほど周囲から浮いてしまうことも考えられます。自分で頑張りすぎる前に退職してしまいましょう。
長期労働が普通で残業が多い
会社によっては、残業が当たり前になっていて休みがなかなか取れないこともあるでしょう。特に残業代が支給されずに精神的に消耗している場合は、それ以上頑張る必要はありませんよ。
確かに仕事により、繁忙期で短期的に頑張らなければならない場面はあります。ただし、一年中残業が多い職場は要注意です。
寝るためだけに家に帰り、気持ちが休まらぬまま出勤というサイクルを繰り返すと、体力的にも精神的にもいつか限界が訪れます。長時間労働が当たり前になっている職場で苦しんでいるならば、身体を壊す前に逃げ出しましょう。
仕事にやりがいを感じない
相手のためにならないのに、会社の方針でやらなければならない仕事など、やりがいを見つけられない仕事もあるでしょう。特に仕事に誠実に取り組んでいる方ほど、やりがいに悩むことはあります。
また、仕事には向き不向きがあります。他の人が楽しんでいる仕事でも、やりがいを感じず楽しめない人もいるでしょう。
たとえば、事務作業に対して「人のサポートができて楽しい」と思う人がいます。一方で、「めんどくさいし、自分でお金を生み出さない仕事はつまらない」と感じる人もいるでしょう。
やりがいは、仕事の難易度と内容が自分に合った時に感じるものです。新しい仕事を始めたばかりの時は、続けることで面白みを感じるかもしれません。ただし、すでに同じ仕事を続けているにも関わらず、まったくやりがいを見出せない場合は仕事が合っていないと言えます。
今の仕事をやめて、新しい選択肢を探すときではないでしょうか。
仕事の成果をあげられない
「仕事の成果があげられなくて、いつも上司から怒られる」と仕事を逃げたくなった方もいるのではないでしょうか。成果が上がらないのは努力不足だ、と自分を責めがちな方もいます。しかし、向いていない仕事で成果をあげるのは難しいものです。
たとえば私の知り合いに商品企画をしていた方で、全く成果をあげていない方がいました。芸術的なセンスがあまり高くなかったため、おしゃれで売れそうな製品をぜんぜん提案できず周りも失笑してしまうような状態でした。その方は長い間悩んだ結果、その部署では仕事を続けられないと判断して部署異動を願い出ました。
その方は人の話を聞くスキルが高く、仕事の能力が低いわけではありませんでした。そのため、異動先のカスタマーサポートの仕事ではどんどん成果をあげ、すぐに出世したのです。
向いていない分野で頑張り続けていても、思うように成果が出ないかもしれません。成果が出せず悩むくらいならば、苦手な仕事から逃げ出して心機一転するのがおすすめです。
仕事でミスをしてしまった
「仕事で大きなミスをしてしまって、もう会社に行けない」という気持ちで悩むこともあるでしょう。1回、2回の大きなミスをしても、心配する必要はありません。
仕事をしていれば、どこかのタイミングで大きなミスをしている人がほとんどです。何度かミスをしても周りの評価は下がりませんよ。むしろ、そのミスを他の人が繰り返さないような仕組みを考えようとする上司の方が多いです。
ミスの反省はすべきですが、必要以上に気にする必要はありません。
ただし、またミスをするのが不安で仕事に手が付かない場合や、ミスを気にするあまり失敗を繰り返してしまう場合は別です。一度ゆっくり休んで、悪いイメージを忘れる時間をとってもよいでしょう。
仕事を逃げたいという気持ちへの対処法
仕事を逃げたいけれども、家族や生活があるからすぐに逃げ出すことはできないという方もいるでしょう。ここでは仕事を逃げたいという気持ちへの対処法を3つ紹介します。
ぜひ気持ちの整理をするための参考にしてくださいね。
辞めたい理由を冷静に分析する
「仕事がなぜか嫌でたまらないから、よくわからないけど逃げ出したい」という状態で、気持ちにまだ余力があるならば、一度やめたいと思う理由を冷静に分析するのがおすすめです。
全てが嫌だと感じていても、冷静に客観的に分析するとつらい理由は1つか2つかもしれません。原因が明確になれば、それに対して立ち向かうこともできます。また、改善できない理由の場合は他の選択肢を考えるきっかけにもなりますよ。
自分の状態を冷静に見ることで、心が落ち着いて状況は変わります。追い詰められてしまったあとは考えることが難しくなるので、余力があるうちに向き合いましょう。
次の休日にご褒美を作る
逃げ出したい仕事を頑張って続けた自分にご褒美を作るのも良いでしょう。平日戦った分、休日はとことん自分を甘やかして休息するのもよい方法です。
ご褒美を得るためにお金を稼ぐと思えば、モチベーションが変わってきます。仕事後の外食や、スイーツを購入するのもよいですね。
他の収入源を作る
体力に余裕があるならば、副業を始めるのもおすすめです。本業以外の手段で稼げることが分かれば、自信にもつながります。仕事で嫌なことがあっても、「他の場所で評価されているんだ」と考えられれば必要以上に落ち込みません。
稼げそうな分野が見つかったら具体的な目標金額を決めて、その金額を超えたら仕事をやめてもよいでしょう。そこまで稼がなくても、月1万円でも本業以外に収入源があるだけで精神的に安定します。
転職という選択肢もある
仕事から逃げたいという思いを解消するために、とりあえず転職活動をはじめてみるのもおすすめです。
転職活動をしているというだけで、いつでもやめられるという思いが出てきてストレスが緩和されます。また、うまくいけば今より条件がよい職場が見つかる可能性もあります。
職場を選ばずにとりあえず転職してしまう「逃げの転職」は嫌われる傾向がありますが、転職そのものは悪いことではありません。自分の譲れないポイントを整理し、条件が合う会社に転職するならば前向きな選択です。
社風や業界など会社自体がしんどいと感じている方は、転職も検討してみましょう。
まとめ
今回は、仕事から逃げたいと悩む方に向けて以下の内容をお伝えしてきました。
- 仕事がから逃げたいなら我慢しなくていい
- 仕事から逃げたいなら「逃げ方」を考えよう
- 限界のときは一時的に休んでもいい
- 仕事のミスで逃げたい場合は心配しないでいい
- どうしても仕事から逃げたいならば転職も検討しよう
仕事から逃げたいという気持ちは心のSOSです。無理をしすぎて心身を壊してしまう前に、逃げたり向き合ったりする方法を考えることをおすすめします。一時的に対処する方法だけではなく、転職をして環境を変えることも検討してみましょう。
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