転職を迷うのはなぜ?チェック項目で判断!転職すべき人の条件とは

転職を迷うタイミングは、「現職に不満があるとき」と「転職先に不安があるとき」の2つではないでしょうか。本記事では転職を迷う主な理由と、それぞれの理由においての判断基準を示していきます。転職に迷ったらそれぞれのタイミングにおいて、こちらのチェック項目と照らし合わせ、判断基準の参考にしてみましょう。

【現職に不満】転職を迷う理由と判断基準

まずは現職に不満がある場合の、転職を迷う理由と判断基準を示していきます。それぞれのチェック項目によって、転職をすぐに考え始めた方がよいのか、転職ではない解決策も探った方がよいのかを見ていきましょう。

給料が安い

給料の金額によっては、すぐに転職を考えましょう。

現職に不満があることの大きな要因の1つとしてあげられるのが、給料の問題です。しかし給料が安いと感じる理由は何なのか、一度冷静に判断してみましょう。給料が安いと感覚的に感じているだけで、もしかするとその業種や年齢では平均的な金額かもしれません。

判断基準として使えるのが、業種及び年代別の平均年収です。例えばこちらは代表的な業種での平均年収のデータとなります。

業種、年代別平均年収

業種全体平均20代(男性)30代(男性)

営業系 444万円 372万円 507万円
企画系(マーケティング、広報など)及び管理系(人事、総務など) 510万円 387万円 510万円
販売、サービス系 372万円 294万円 363万円
専門職系(コンサル、会計士など) 588万円 491万円 624万円
技術系(IT関係) 456万円 368万円 500万円
クリエイティブ系(デザイナーなど) 379万円 316万円 408万円

(参:https://doda.jp/guide/heikin/syokusyu/

同じ職種でも業界によって差はありますが、平均年収よりも自分の年収が明らかに低い、年収は変わらないけれどもサービス残業が多いようなときは、転職を考えてもよさそうです。

激務(体力、労働時間など)

仕事内容や労働時間によっては、すぐに転職を考えましょう。

労働時間が長い、重い荷物を持たなければならない、終日立ちっぱなしなど激務と感じられる理由はさまざまです。体力を使う仕事は短期間で効率よくお金が稼げることもあり飛びついてしまうこともあるでしょう。しかし20代や30代前半の若い時はよくても、これから歳を取っても同じ仕事を続けられるでしょうか?無理をすると体を壊してしまう危険性もあります。早いうちに転職を考える必要があるでしょう。

また、労働時間に関しては明確な基準があります。まず労働基準法では週に40時間を越える労働は禁止されています。36協定が締結されていればこのほかに時間外労働が可能ですが、それでも月に45時間を越える残業をしてはいけません。時間外労働が45時間を越えると、健康に被害を及ぼす可能性が高まると言われているのです。

過労死の基準は、健康被害が発生する前の2~6か月間の月の平均残業時間が80時間を越えていることです。ということは1日平均4時間の残業という事になりますが、普通にありそうな残業時間ではないでしょうか。もしこれを越えているのであれば、近い将来健康に甚大な被害や過労死を招く危険性があります。すぐに転職を考えた方がよさそうです。

仕事内容に不満

すぐに転職と決めつけず、いったん立ち止まって考えてみましょう。

思っていた内容の仕事と違っていた、仕事がつまらないなど仕事の内容に対する不満も、転職理由となります。しかしもし新卒で入社してすぐであったり、転職後間もないのであれば、まだまだ仕事の面白さが分かる時期ではないのかもしれません。入社してすぐに、華やかで楽しい仕事につけるとは限りません。今やっているつまらないと感じている単純作業が、将来の仕事に役に立つための経験や、下積みとなるためのものかもしれないのです。

もし仕事内容に不満があるのであれば、いきなり転職を考えるのではなく直属の上司や、同じ部署の先輩に相談してみるのはどうでしょうか。自分の一歩先を行っている諸先輩方の経験を聞いて、自分の将来像が具体的に描けるようになることもあります。

人間関係に疲れた

すぐに転職と決めつけず、いったん立ち止まって考えてみましょう。

実は給与や労働時間などの労働条件よりも、人間関係が一番退職のきっかけとなっているという調査結果もあるほど、仕事上での人間関係は重要です。職場の人とは毎日顔を合わせて仕事をしなければならないのであれば、当然のことかもしれません。

仕事によってはチームワークで結果を出さなければならないこともあります。そんなとき人間関係がギクシャクしていたら、肝心の仕事結果にも影響を及ぼしてしまうでしょう。仕事内容は好きでも、人間関係に疲れて転職を考えるという事はよくあることです。

でもその人間関係はずっと続くものなのでしょうか。チーム異動や部署異動など、同じ社内で違う人間関係を築けるのであれば、転職するよりもずっと簡単でスムーズです。上司や人事に相談してみるのも解決のきっかけになるかもしれません。

上司に恵まれない

職種によっては速やかな転職もありかもしれません。ただ、その前に他の解決策も探ってみましょう。

上司が部下を選べても、部下は上司を選べません。また残念な上司だとしても、自分を評価するのは上司です。性格が合わないなどの理由だけだと、転職するのは少し早すぎる判断かもしれません。しかし職種によっては上司にきちんと指導や評価をしてもらわないと、自分の技術が磨けず、成長できないというようなキャリアに重大な支障をもたらすこともあるでしょう。

会社の規模にもよりますが、上司に恵まれず自分自身の成長に影響が及んでしまうことが改善されないようであれば、転職を考え始めてもよいでしょう。ただしやる気さえあれば、学ぶ場は上司に限らず、例えば同業のセミナーや勉強会に行ってみるなど外部で探す手もあるので、転職を急がずに色々と試してみてもよいかもしれません。

【転職先に不安】転職を迷う理由と判断基準

転職先がある程度見えてきたタイミングで、転職先に不安を感じ始め転職を迷ってしまうことがあります。不安に思うチェック項目ごとに、このまま転職すべきなのかどうなのかを見極めていきましょう。

現職より給料が下がる

許容範囲内であれば、給料が下がっても悪いことではありません。

転職は転職活動をし始めた最初の1社で決まることは稀で、転職活動を続ける中で色々な条件の会社を受けることの方が多いでしょう。そのなかには給料が現職よりも下がってしまう条件で出てくることもあるかもしれません。

転職には人それぞれさまざまな理由があるため、給料が下がることが一概に悪いこととはいえません。ある調査によれば、転職によって給料が増えたのは全体の25%ほどで、半数以上が減ったとの結果もあるほどです。あまりに急激に下がってしまうとその後の生活が立ち行かなくなることもあるので慎重に考えなくてはいけません。

たとえば「ずっとやりたかった仕事である」「家族や趣味の時間を優先させたい」「最初は給料が低いが将来的には上がる可能性がある」などの理由が無い限り、給料が下がる許容範囲は概ね10%程度と考えておきましょう。

給料よりも優先させたいことがあるのであれば、その限りではありません。転職を考えたときの理由や優先順位を振り返ってみましょう。給料が下がる許容範囲のパーセンテージはあくまで目安と考えてください。

仕事内容に不安

誰でも初めての職場や仕事には不安を抱くものなので、心配いりません。

たとえば次の転職先が決まったにもかかわらず、仕事内容に不安を感じ始め悩む人も多くいるようです。そんなときはもう一度スタート地点に立ち戻ってみましょう。

転職をしようと考えた理由は何だったのでしょうか?その転職先を選んだのはなぜだったのでしょうか?労働条件や働く環境などの待遇面で決めたのであれば、仕事内容に不安があったとしても、まずは転職をしてしばらく働いてみることをおすすめします。

もし仕事内容で決めたのにも関わらず、いざ転職となると急に自信を無くしてしまったのであれば、現状に踏みとどまってみてもよいかもしれません。中途採用枠で求められるのは主に即戦力という事が多いでしょう。仕事でしっかりと結果を出せそうにないのであれば、転職先で期待に応えられずお互いにとってよくない結果となってしまうかもしれません。

しかし経歴や面接を通して採用されたのであれば、転職先の会社はあなたのことを必要だと思って採用をしているはずです。基本的には自信を持ってチャレンジしてみることを考えてみましょう。

未経験の職種

採用されたのであれば、チャレンジしてみましょう。

新卒で就職した仕事とは異なり以前から興味を持っていた仕事や、現在の仕事を通してチャレンジしてみたくなった職種など、未経験の職種に転職することもあるでしょう。30代以降の中途採用だと未経験の職種に転職することは難しくなってきますが、20代であればまだ可能性も高いはずです。

中途採用で求められるの実務経験がほとんどです。しかし未経験で採用されたということはよほど将来性が見込まれると思われたのでしょう。何も不安に考えずに、飛び込んでみましょう。

未経験での転職ということは、転職先での上司はもしかすると年下の人になるかもしれません。それでも新人として素直に分からないことを質問したりできますか?これまでの経験値に基づいて行動するのではなく、新たな視点で一からスタートできるかなどの心構えでその後の環境は変わってくるでしょう。未経験だとしてもゼロから学ぶ覚悟があれば問題ありません。

現職の居心地が良い

一時的な感情に引っ張られずに、転職を考えた理由を振り返りましょう。

労働条件や給料が良くなくても、人間関係が良く居心地の良い職場にいる場合、いざ転職が決まると後ろ髪を引かれるものです。確かに人間関係のストレスがない職場というのは珍しいので、新しい職場への不安も相まってもったいない気がしてくるかもしれません。

しかし一度転職を決めたのは、何らかの理由で現職から離れたいと思ったからでしょう。転職をすることは不安がいっぱいで、転職が決まった途端に心配になることはよくあります。でもまた新たな人間関係を築き、充実した仕事人生を送ればよいのです。

自分のキャリアや条件を考えて、感情面だけで現職に引っ張られないように気を付けましょう。

転職するならいつ?年代と転職の関係

転職に年代による限界はありません。なぜならばその年代に応じたスキルや求められることがあり、それぞれに需要があるからです。もちろん年代が上がるほど需要の絶対数は少なくなってくることはあるでしょう。

しかし若ければ若いほど転職しやすい、というわけではありません。年代と転職の関係を紐解いてみましょう。

20代なら売り手市場?

20代だからといって必ずしも売り手市場というわけではありません。就職したばかりの会社を退職し、なぜ転職するのかという確固たる理由を説明する必要があるでしょう。

20代の中でも25歳くらいまでであれば、第二新卒としてほぼ新卒と同様の扱いで就職活動ができるでしょう。要するに企業は専門的なスキルや経験を求めるのではなく、その人のポテンシャルや成長性を見ています。もちろん未経験でも問題ないことが多いはずです。逆にその年代であれば転職をぐっと思いとどまって、もう少しキャリアを培ってからの転職活動でも遅くないかもしれません。

20代後半になれば、ある程度の経験を積み、ビジネススキルも備わっているはずなので、企業が求めるものも即戦力となってきます。将来の幹部候補として、リーダーシップなどを求められることもあるかもしれません。

30代でも転職は十分可能?

転職の限界は35歳と言われていた時代もあります。しかし現在では少子高齢化がさらに進み退職年齢も引き上げられたため、35歳といってもまだまだ若手であり、転職は十分可能です。

30代の転職で求められることの大前提は、即戦力です。よってこれまでのキャリアを生かした転職活動がメインになります。この時点でのキャリアチェンジは給料の大幅ダウンなど相当な覚悟がいるでしょう。

また30代はマネジメント経験やマネジメントをしていく意欲などが求められ始める年代であり、既にこのような経験を持っていると転職に有利に働くでしょう。

40代での転職で求められること

40代での転職で求められることで即戦力は言うまでもありませんが、これまでのキャリアや経験を新しい職場でどのように活かし貢献できるかということが柱となるでしょう。高い専門性や人脈、またマネジメント経験や人材育成の能力などが求められます。

最新の調査によれば、40代の転職活動で転職先を見つけた人の割合は、20代後半から30代前半の世代に次いで多いという結果となっています。転職することが珍しいことではなくなってきた現代においては、40代を含め幅広い年代で転職活動が成功しています。

このようなスキルを持った40代の人材は企業側も見つけるのが難しいので、ヘッドハンティングなどで良い人材をピックアップするということも起こっています。

転職を決めた後の動き方

転職を決めたからといって、すぐに会社を辞めてはいけません。転職の基本は「先に転職先を決める」ことです。定期的な収入を確保しながら転職活動を行えば、経済的な理由で転職先を妥協して、後々後悔するようなことを防げます。

転職を決めてもどのように動けばよいのか、わからないことが多いでしょう。転職を決めた後の動き方を紹介していきます。

まずはエージェントに登録

今以上に良い条件で、働きやすい職場、やりがいのある仕事に就くために、エージェントでプロによるアドバイスを受けながら転職活動を有利に進めることをおすすめします。エージェントにしか開示されないコンフィデンシャルな案件なども、紹介してもらえる可能性があります。

これまで紹介してきたような情報や、転職にまつわる不安などはすべて転職専門のエージェントで相談できます。一人で転職活動をしていると、自分の市場価値が分からずに過小あるいは過大評価してしまうこともあるでしょう。転職活動をする際には、自分の正しい市場価値を理解する必要があります。

ちなみにエージェントにも得意や不得意な分野があるので、登録するエージェントは1つではなく複数にしておきましょう。

転職活動の理想的なスケジュール

まず転職の理想は「先に転職先を決める」ことです。それを大前提として理想的なスケジュールをご紹介します。

  1. 転職の準備(必要書類の作成):1~2週間ほど
  2. 情報収集(エージェントに登録、面談、求人情報の収集):1~2週間
  3. 応募(書類審査、面接):1~3ヶ月ほど
  4. 内定、退職(引継ぎなど):1ヶ月

トータルで3ヶ月~半年ほどが理想的ですが、焦ることはありません。収入を確保しながら、納得いくまで転職活動を続けましょう。

転職活動をする前に準備すること

転職活動をする前に、まずは転職活動のゴールを決めなければなりません。転職先の会社の条件として優先させることをピックアップし、どの業界、どの職種に照準を絞るのか、クリアにしておきましょう。

そのためにこれまでの自分のキャリアの棚卸しが必要となってきます。現職での実務経験を1つ1つ洗い出し、転職先の企業でどのように活かせるのかということを考えた上で、転職先の的を絞るのです。

このような作業は自分一人でもできますが、転職エージェントでアドバイスを受けながら一緒に考えていくこともできるでしょう。

転職の目的やゴールがはっきりしていないと、転職活動が成功しない、あるいは転職先が見つかっても納得がいかずまた転職を考えるという負のループを繰り返してしまいます。

転職先が決まった後の準備

転職先が見えてくると上記であげたような不安が急に襲いかかってくるかもしれません。でもしっかりとキャリアの棚卸しをして自分を見つめなおし、転職の目的とゴールをはっきりさせた上で転職先を決めたのであれば、後悔はないはずです。

転職が決まったらすみやかに直属の上司へ伝え、引継ぎ、有給消化などの準備を粛々と進めていきましょう。

まとめ

今回の記事のポイントをまとめて振り返ってみましょう。

  • 転職を迷う理由は、「現職に不満があるとき」と「転職先に不安があるとき」である
  • 「現職に不満があるとき」は不満の原因を明らかにし、急いで転職するべきなのか考える
  • 他の解決策がありそうなときはいったん立ち止まって考えてみる
  • 「転職先に不安があるとき」は不安の原因を明らかにし、転職の優先順位や自分が採用された理由を振り返る
  • それぞれの年代別に需要があるため、転職に年齢の限界はない
  • 転職を決心したらエージェントに登録し、余裕を持ったスケジュールで転職活動をする ・転職先が決まったら現在の職場に速やかに伝えて、転職準備を進める

転職すべきか迷うのは現職に不満があったり、転職先に不安があったりするからです。現職に不満がある場合、現在の条件によっては速やかに転職を考えてもよいかもしれません。転職先に不安があるとしても、もし正式に採用されたのであれば自信を持ってチャレンジしてみましょう。