「仕事がきついから辞めたい」は甘くない?健全な転職活動のススメ

「仕事がきついから辞めたい」は正当な退職理由です。

責任感が強く真面目な人ほど、「仕事がきついから辞めたい」という思いをもつと「自分の甘えではないか」、「我慢が足りないのでは」と考えてしまうことがあります。もちろんそのような一面もあるかもしれませんが、それだけではないでしょう。

体調不良があらわれ心身のバランスを崩していてもなお「自分が甘い」と考えるのは危険です。

本記事では仕事がきついと感じる原因や、「これが体に現れてるようなら退職を考えるべき」というサインなどを紹介していきます。

きつい仕事から抜け出すための、健全な転職活動のススメを学びましょう。

仕事がきついと感じる主な原因

仕事がきついと感じる原因には主に2種類あります。1つ目は体力的にきついから、2つ目は精神的にきついからです。体に不調を感じるほど仕事がきついと感じたら、まずは何が仕事がきついと感じる原因なのかを自分自身で分析してみましょう。これから一般的な原因について紹介していくので、まずこれらが自分に当てはまるかどうかチェックしてみてください。

体力的な理由

仕事が体力的にきついと感じるのは、主に下記の原因があげられます。睡眠時間が短かったりして体の健康が維持できていないと、精神にも悪影響を与えてしまいます。結果、体力的な疲れだけでなく心身全体のバランスを崩してしまう事になりかねないので、注意が必要です。

労働時間が長い

国が定めた労働基準法によれば、1日に8時間、週に40時間を超える労働はできないことになっています。36協定に締結していれば残業ができますが、それでも1ヶ月に45時間が上限です。

月の残業時間が2ヶ月〜半年の平均で80時間を超えている、もしくは月の残業時間が100時間を超えると心臓病や脳卒中のリスクが上がると一般的に考えられています。

またある調査では、1日平均4時間の残業をおこなう人はそうでない人に比べて鬱病を発症するリスクが2倍あったという結果も出ています。

あなたの環境はどうでしょうか。体に不調をきたすほどの労働時間になっていれば仕事がきついと感じて当然です。最近の労働時間を一度振り返ってみましょう。

体に負担の大きい業務内容

物流や引越しなどの肉体労働系は体にかかる負担が大きく、明らかに体力的にきつい仕事です。また、主なサービス業や工場での生産ラインでの仕事なども終日立ちっぱなしだったりするため体力的に過酷です。

一時的に高単価でお金を貯めたい時などにはよいかもしれませんが、40代、50代になった時に同じ仕事が続けられるでしょうか。仕事を探す時は目先の利益や就職しやすさにとらわれず、長い目で考えた方がよいでしょう。

精神的な理由

仕事がきついと感じるのは、労働時間の長さや肉体労働のつらさだけではありません。毎日行かなければならない職場で感じるストレスや精神的な負担は、ときに体調不良を引き起こし、正常な状態に戻るまで時間がかかることさえあります。

仕事内容

仕事はお金を稼ぐためのものと割り切れたとしても、一日のほとんどの時間を費やす仕事内容が好きでない、自分に合わないとなると精神的に仕事がきついと感じることでしょう。大企業に就職した場合、とくに若いうちは希望の職種ではなく本業に関係のない管理系の部署に配属されるようなことも多々あります。また、キャリアに見合わない過度の責任を持たされるなどプレッシャーが大きい仕事も、精神的に追い詰められてしまうことがあるでしょう。

営業ノルマ

営業の仕事は、性格的に向いている人と向いていない人がはっきり分かれます。「営業の仕事をやりたくない」、「向いていないと思うのに営業をやらなければならない」そんなときのストレスは大きなものです。営業に向いている人にとっても、厳しいノルマが課せられた営業であれば精神的に強いストレスを感じることもあるでしょう。業界や営業のスタイルにもよりますが一般的に営業はきつい仕事であることが多く、仕事がきついと感じてもおかしなことではないのです。

人間関係

「会社を辞めたい」、「転職したい」というきっかけになる大きな原因のひとつが、人間関係です。労働条件などの環境よりも人間関係が退職の引き金になることが実は多いのです。どの会社に入っても必ず合わない人や嫌いな人はいます。しかしパワハラやいじめなどで精神的に追い詰められ、体調不良まで引き起こすような場合は速やかに退職や転職を考え始めた方がよいでしょう。

仕事がきついと体に現れる不調とは?

「仕事がきつくて疲労感が激しい」など体力的な疲れ以外にも、精神的なダメージと過労によって、様々な体調不良があらわれてくることがあります。

責任感が強く頑張り屋さんの人にありがちなのが、自分の限界を超えているにも関わらずそれを自覚できておらずむしろ自分の甘えや我慢不足と考えてしまうパターンです。意識していなくても、体は悲鳴をあげているのです。下記のような体調不良があらわれ始めたら、もしかして過度なストレスがかかり体がアラートを鳴らしているサインかもしれません。

眠れない

物理的に疲れていれば帰宅してすぐに寝てしまったり、土日も寝て過ごすようなことがあるでしょう。しかし強いストレスがかかり心身の限界を迎えていると、逆に眠れなくなることがあります。「眠りたいのに眠れない」、「寝てもすぐに起きてしまう」など睡眠障害が出始めたら、心身のストレスが高くなりすぎているサインです。

仕事を休みがちになる

朝起きれなくて遅刻が増えたり休みがちになる、これも危険サインです。ただのズル休みではなく、体が拒否反応を示している可能性があります。仕事を休みすぎるとさらに仕事に行きづらくなり、負のスパイラルに陥ってしまうこともあるでしょう。

憂鬱、情緒不安定

体力的あるいは精神的に、もしくはその両方が重なり過度なストレスがかかると、終始憂鬱な気分から抜け出せず、情緒不安定になることがあります。仕事の合間や家にいる時に自然と涙が出てくる、涙が止まらないというような症状が出てきたりしていませんか? もしかしてあなたの心身が壊れる寸前かもしれません。そのようなサインがあらわれ始めたら、休職や退職など一旦その場を離れることを考えてみてください。

きつい仕事の代表とは?

体力的にきつい仕事の代表、精神的にきつい仕事の代表といわれているのが、これから紹介するような職種です。「好きな仕事である」や「目標があってあえてスキルを磨くためにこの仕事をしている」というような明確な理由がなくこれらの仕事を選んでしまうと、体力的にも精神的にも過度なストレスがかかり心身ともに大きなダメージを受けてしまうことがあります。

体力的にきつい仕事

体力的にきつい仕事として、労働時間が長いことや立ちっぱなし、単純作業の連続であることなどがあげられます。そのような一般的に体力的にきついといわれている仕事の代表格は次のような職業です。

製造業、物流業

体力的にきつい仕事の代表が製造業など工場で働く現場関係の仕事であったり、物流や引っ越しなどの仕事といえるでしょう。もちろん、工事現場などの仕事もその類に入ります。工場の生産現場などでは体力的な面もありますが、単純作業の繰り返しであったり確認作業のストレスなど精神的な負担もあるようです。

看護師、介護福祉士

看護師や介護福祉士は、仕事の質と待遇の両方の面できつい仕事といえます。夜勤や肉体労働など体力的にもつらい上に、人の命を預かるという重圧や決してキレイなものばかりを取り扱うわけではない環境に対するストレスなど、体力面と精神面の双方でのタフさが必要な職業です。

飲食業

サービス業は労働時間が長く、立ちっぱなしの仕事も多いため体力的にきつい仕事の代表です。サービス業が好きだからであったり、将来的に店を持つための修行と考えて働いていたとしても、体力的に過酷であることは否定できないでしょう。また一般的に給料の面などの待遇も他の業種に比べてよくないことが多いため、総合的にきついと感じる面が多くなってしまいます。

幼稚園教諭、保育士

子供が好きな人であれば一度は憧れる職業である幼稚園教諭や保育士の仕事も、体力的に大変な仕事です。朝早く夜遅くまでの労働時間やシフト勤務、さらに子供を預かる責任の重さ、さらには待遇面で恵まれていないという負担ものしかかります。

プログラマー、エンジニア

IT関係の仕事、とくに下請けで受けているような仕事は体力的にきつい仕事だといわれています。特に、タイトな納期に合わせての昼夜を問わずの過酷な労働時間は、体調だけでなく精神的にもきつい仕事です。

精神的にきつい仕事

精神的にきつい仕事の代表格は主に次のような、ノルマのある厳しい営業系があげられます。しかし、上記のような体力的にきつい仕事といわれている職種も精神的なストレスも大きいことが一般的です。

精神的にきつい仕事の代表格も、「精神的にきつい上に労働時間も長い」というように割合は異なりますが両方が重なっている場合がほとんどです。

営業

スタイルや業種にもよりますがノルマの厳しい営業や飛び込み営業などは、精神的にきつい仕事であるといえるでしょう。ノルマが達成できない場合は休日返上で仕事をしなければならないなど、精神的にも体力的にも追い詰められてしまうことがあります。

コールセンター

募集も多く、シフト勤務、服装自由など魅力的な条件が一見揃っているようにみえるコールセンターの仕事ですが、実は精神的にきつい仕事のひとつであるといわれています。

その理由としてはまずコールセンターの問い合わせにはクレーム対応が多いということがあげられます。毎回毎回電話で怒っているお客さんクレームに親切丁寧に対応することは、さぞかし精神的につらいことでしょう。

コールセンターには電話営業という仕事スタイルもありますが、電話営業に対しての相手先の対応は冷たく、ノルマの割には仕事を取ることができず精神的なダメージが大きい仕事であることを知っておきましょう。

仕事がきついと感じたら辞めてもいい?

仕事がきついと感じたら、辞めることを考えても大丈夫です。でも考え始めるだけで、すぐに辞めるのは少し待った方がいいでしょう。仕事がきついと感じたからといってすぐに退職や転職を考えてしまうのは時期尚早です。

とはいえ先に紹介したような体と心に体調不良があらわれ始めているのであれば、それは過度のストレスがかかり、心身のバランスを崩し始めているサインです。今の職場を辞めて転職活動をすることを視野に入れて、動き始めるきっかけにしましょう。

退職は甘えではない

退職は自分自身を救うための解決策のひとつであり、甘えではありません。

責任感が強く真面目な人ほど、明らかにきつい環境に置かれているにも関わらず逆に自分のことを責めてしまうことがあります。特に、体調不良があらわれるほど追い詰められているのであればできるだけすみやかに環境を変える必要があります。

ただし先ほども申し上げたように、退職を考え始めてすぐに辞めてしまうのは避けた方がよいでしょう。退職を視野に入れつつ上司に相談したり、社内異動などでなんとか解決できないかという手段も検討してみてください。転職活動もストレスが多く大変なことなので、社内で解決できればそれに越したことはありません。

仕事がきついと感じたら、まずはなぜ仕事がきついと感じるのか自分の心と体に相談してみることが大切です。そして自分一人では視野が狭くなってしまっているかもしれないので、信頼できる第三者や転職エージェントなどのプロのコンサルタントに相談してみることをおすすめします。自分が置かれた正しい状況を把握することが大切です。

先に転職先を決めるのが理想的

退職をした方がよいと判断した場合も、勢いですぐに辞めることは避けましょう。退職する際は先に転職先を決めるのが理想です。

退職を心に決めて、転職活動をし始めれば「今の会社にいるのも転職が決まるまで」と少し心も軽くなるでしょう。

体調不良で会社に通えなくなってしまったとしても、すぐに退職するのではなく休職制度などを利用して安定した収入を確保しておくことをおすすめします。

退職してしまうと定期的な収入源が絶たれることで経済的に不安定になってしまい、転職先を妥協しないといけない状況に陥ることがあります。また休職期間が長くなればなるほど、再就職先も見つけづらくなるという悪循環になってしまいます。就労期間は途切れなく、スムーズに移行することが転職のコツです。

退職、転職をする前に必要な準備

退職、転職をスムーズにおこなうためには水面下できっちりと準備をしておく必要があります。退職や転職をする前に必要な準備は主に以下にあげていることです。しっかりとチェックして抜け漏れがないようにしておきましょう。

  • 退職の理由を明確にしておく
  • 有給休暇の残りを把握して、きちんと消化できるようする
  • 失業保険などの制度の利用方法や条件について確認しておく
  • 引き継ぎ資料を作成するなど、退職後に支障をきたさないように最大限配慮する

もちろんできる限り、転職先を決めておくことが大前提です。退職の理由を明らかにしておく理由は、退職の意向を伝えたときに慰留されて中途半端に退職を引き延ばされることを防ぐためです。そのためにも次の転職先が決まっているとスムーズに事が運ぶことでしょう。

退職、転職をするメリット、デメリット

ストレスの大きい・つらい仕事に見切りをつけて退職や転職をすることは、ポジティブな側面ばかりが見えているかもしれません。もちろん退職や転職をすることにはよい面がたくさんありますが、ネガティブな面もあることをきちんと把握しておきましょう。

つらい仕事を退職、転職するメリットとデメリット

メリット デメリット
健康的な生活を取り戻せる

抱えていたストレスから解放される

家族や趣味などのための時間が増える

新しい環境に慣れるためのストレスがある

退職金や年金面で不利になることがある

転職先に入社したばかりは福利厚生などの待遇が受けられないことがある

転職先で同じようなストレスに遭遇するリスクはゼロではない

今のつらい仕事から抜け出し新たな環境に入っても、ストレスが完全になくなるわけではありません。新しい仕事に慣れたり、新しい人間関係を築くストレスもあるでしょうし待遇面で最初は恵まれないこともあるでしょう。

さらに、同じようなつらい環境に再度当たってしまうリスクもゼロではないです。特に人間関係は入ってみてしばらく一緒に働いてみないと分からないことも多く、未知な部分が多分にあります。

このようなメリット、デメリットをきちんと把握したうえで、それでもメリットの方が大きいのであれば退職、転職に向かってどんどん行動を起こしていきましょう。

✔ すぐに退職を希望する方はこちら
吐き気を催す仕事場が正常な環境なはずがありません。

もし仕事を辞めたくても辞められない場合は、退職代行サービスを活用することをおすすめします。
男性の退職代行依頼サービス【男の退職代行】

女性の退職代行サービス【わたしNEXT】

✔ キャリアを見直したい方はこちら
完全無料転職支援サービスを利用することで、キャリアの棚卸しを含めた転職活動ができます。

いち早くキャリアの再スタートを切りたい方はぜひ一度相談をしてみてください。

最低3つのエージェントに登録することで多角的に情報を取得しましょう。

No.1転職エージェント
総合評価 ビズリーチ
求人の数 リクルートエージェント
求人の質 ビズリーチ
傾聴力 dodaエージェント
提案力 マイナビエージェント
返信スピード ビズリーチ
内定スピード ビズリーチ

ビズリーチはハイキャリア向けのサービスなので、20代の方やこれまでのキャリアにそこまで自信が持てない方は、リクルートエージェントdodaエージェントマイナビエージェントの同時登録をおすすめします。

まとめ

今回の記事のポイントをまとめて振り返ってみましょう。

  • 仕事がきついと感じる主な原因は体力的な理由と、精神的な理由の2種類である
  • 体力的な理由では労働時間が長い・体への負担が大きい業務内容があげられる
  • 精神的な理由では仕事内容・営業ノルマ・人間関係が代表的である
  • 危険な体調不良のサインとしてあげられるのは睡眠障害・仕事を休みがちになる・憂鬱な気分・情緒不安定などである
  • 退職は甘えではなく、心身ともに追い詰められた自分を救うための解決策のひとつである
  • すぐに退職をするのではなく、退職を視野に入れて行動を始めることが大切である
  • 自分一人では視野が狭くなっていることもあるので、第三者やプロのコンサルタントに相談してみることも考える
  • 退職、転職する前には水面下できちんと準備をおこない、滞りなくスムーズに退職、転職するようにしておくことが大事

仕事がきついから会社を辞めることは、甘えでも逃げでもなく自分を守るための正当な理由です。まずは自分がどのような理由で仕事がきついと感じるのかを分析し、正しい状況を把握しましょう。プロのコンサルを含めた第三者に相談して、メリットデメリットをきちんと理解したうえで、健全な転職活動を始めましょう。