仕事についていけないと感じる人へ。考え方や対処法を知って解消!

「仕事についていけなくて辛い」
「なぜ周りの人は仕事ができているのに自分はできないのだろう」
「自分にもできる仕事がしたい」
「自分にできる仕事などあるのだろうか」
上記のような悩みを持ちながら働いている人は多いのではないでしょうか?日々同じ職場に通いながら、ずっとこんな気持ちを抱えているのは辛いですよね。だれもが、なるべくやりがいを感じられる仕事をイキイキとこなしたいと思っているはずです。
入社した頃は、「自分の力を発揮させるぞ」「がんばってスキルアップするぞ」という気持ちでいた人もいるでしょう。
しかし、入社してみたら仕事が全然わからない・転職したけど仕事についていけない・我慢して続けたけど人間関係に馴染めず仕事も上手くいかない…など、少しずつ気分が落ちていくこともありますよね。
本記事では、今の仕事への焦りを解消する考え方や、転職も含め、これから前向きに仕事ができるようになるための情報をまとめています。今の仕事についていけないと思ってしまっている人は、ぜひ参考にしてみてください。
1.仕事についていけないと感じたら
現在、仕事についていけなくて辛いと思っているなら、ひとつずつ整理して気持ちを落ち着かせましょう。焦りや不安があるといい仕事もできませんし、体調も崩しかねません。
無理しなくていい
「仕事についていけない」と感じる人は、向上心がありとても責任感の強い人です。もし、「仕事についていけない」という気持ちがあるなら、自分の向上心と責任感の現れだと思ってください。
向上心と責任感がある人は、普通の人以上に「仕事でなるべく早く結果を出さなければ」「役に立たなければ」と無意識に思ってしまいます。
しかし、意気込まなくても大丈夫です。あなたは、少し肩の力を抜くくらいでちょうどいいのです。
たとえ結果が出ていないとしても、あなただけの責任ではありません。どんな仕事も、ひとりの頑張りで大きな成果が出ることはありません。
無理してついていこうとするのではなく、うまくいっていない理由を仕事全体でみてみることが大切です。
自分の努力不足か会社の教育不足か
「仕事についていけないのは自分の責任だ」と、考えてしまっていませんか?果たしてそれは本当にあなたの責任でしょうか。一呼吸おいて考えてみましょう。
「仕事についていけない」と感じる原因は、2種類しかありません。自分の努力不足か、会社の社員に対する教育不足です。実際、両方に原因があるという場合が多いでしょう。
「100%自分の努力不足だ! 」と思う人はほとんどいないでしょう。思う必要もありません。なぜなら、社員の努力に関わらず、仕事ができるように社員を教育することも会社の仕事だからです。
「自分の努力不足だな」と認められる部分と、「会社としてきちんと指導すべきところだな」と冷静に判断できる部分を両方を持ち合わせているくらいが丁度いいです。
ついていきたいのか、合わないのか
「仕事についていけない」と感じたとき、努力をしてもついていきたいと思いますか?それとも、努力したほうがいいだろうと思いながらも、やる気が湧かないでしょうか?
正直な自分の気持ちに向き合ってみましょう。あなたがこれから、より自分に合った仕事をしていくためにとても大切な視点です。必ずしも、気が乗らない努力をしてまで仕事をしなければならないということはありません。仕事の努力は望んでするからこそ、充実感や成果に繋がっていくのです。
「ついていきたい」と思えることも素晴らしいですし、「合わない」と認めることで気持ちがスッキリすることも次の1歩につながります。自分の気持ちに正直に考えてみましょう。
2.続ける価値があるか冷静に見極める
気持ちが落ち着いたら、俯瞰的に今の仕事をみてみましょう。今の仕事は、これからも社会的に誰かの役に立つものでしょうか?
さらに、あなたもその中でハツラツと働くイメージが湧きますか?ひとつずつ考えてみると、あなたに合った仕事が少し近づいてきますよ。
社会的意義や魅力があるか
今の仕事の事業内容は、社会的意義や影響力がありますか?簡単にいえば、今の仕事で世の中の誰かの役に立ったり、喜んでもらえたりできますか?
目の前の仕事に集中するほど、自分の仕事自体の目的や目標を忘れがちです。あらためて、自分の仕事は誰が喜んでくれるものなのかを考えてみましょう。
会社情報を見たり、インターネットで調べたり、周りの人に印象を聞いてみたりするといいでしょう。より客観的な情報を知ることで、今の仕事に魅力があるかどうかに気づくことができるはずです。
人間関係は円滑か
仕事をする上で最も大切とも言えるのが、人間関係です。上司・先輩・同期や後輩などの同僚だけでなく、クライアントや協力会社の人も含め、仕事で関わる人すべてにおいて考えてみましょう。
尊敬する人・この人のために頑張りたいと思わせてくれる人・わからないことがあれば気軽に聞ける人・愚痴をこぼせる人・励ましてくれる人はいるでしょうか?
逆に、萎縮してしまう人・腹が立つ人・話しかけにくい人・立場に応じて態度をコロコロ変える人がいたりしませんか?
円滑な人間関係とは、甘やかしてくれる人でも、ただ優しい人でもありません。自分が心地よく前向きに仕事を一緒にできると感じさせてくれる人です。
あなたが感じるやりがいが一番大事
仕事のやりがいとは、仕事に魅力を感じ、人に恵まれて初めて感じられるものです。あなたは今の仕事にやりがいを感じることができそうですか?
たとえ今やりがいを感じられなくても、仕事に魅力があり、人間関係も問題ないのであれば、これからやりがいを感じて働くことは可能でしょう。
しかし、現在どちらもしっくりこなかったり、バランスが悪い場合、やりがいを感じられるようになるには時間をかけて何かしらの工夫が必要でしょう。
仕事のやりがいや人間関係の良し悪しは、あなたの中にしか正解がありません。たとえ同じ仕事や職場でも、やりがいを感じられる人もいれば、感じられない人もいます。
どちらの人も、自分の気持ちに正直になりましょう。。人と比べることなく、自分の仕事のことを振り返ってみてください。
スキルは時間をかけて育てるもの
スキルを身につけるには時間がかかります。ハイレベルなスキルであればあるほど、時間がかかります。これは誰にでも言えることです。
今は難しいことをこなしている人も、最初は思うようにはできず、時間をかけてできるようになったのです。
今の仕事を「自分にはできない」「スキルがないからできない」と思っていて、魅力的な仕事だからできるようになりたいと思っているのであれば、時間をかけてスキルをつけていけば、必ずできるようになります。
スキル習得にかかる時間は人によって差がありますが、気にする必要はありません。スキル習得にかける時間は決して無駄にはなりませんし、だんだん「スキル習得のスキル」も身についていくので、レバレッジがかかっていきます。最初に辛抱強く頑張ることが大切です。
3.続けるべきか転職すべきか
少しずつ自分の仕事のことや、仕事に対する自分の気持ちが見えてきたのではないでしょうか。ここまで棚卸できたら、今後のことを考えみましょう。
やりがいのある仕事は、誰にでも見つけられる可能性があります。諦めずに見つけていきましょう。
仕事についていきたいなら
仕事についていけていないけれど、やっぱりついていきたい!できるようになりたい!という気持ちが湧くのであれば、今の仕事を続けましょう。ただし、改善策を考えて前向きに取り組むことが大切です。
自分のスキルが不足しているのか、コミュニケーションに問題があるのかなど、問題点を明らかにしましょう。複数問題点が出てくる可能性もありますが、すべて洗い出し、ひとつずつ改善策を考えて取り組むのです。
たとえばスキルは、前述のとおり時間をかけて習得に向けて取り組むことです。コミュニケーションであれば、問題だと思う人たちを特定し、具体的な問題点を分析してみます。分析したうえで、直接話をしてみる・誰かに相談する・チーム分けを変えてみるなど、取り組んでみましょう。
仕事ができるようになりたいと思う人であれば、たくさんの改善策をあげることができるでしょう。
仕事が合わないなら思い切って転職
仕事が合わなかったり、頑張る気持ちが湧かないのであれば、思い切って転職を考えましょう。今の仕事にきちんと向き合ったからこそ行き着いた結果なので、罪悪感や責任感は必要ありません。
また、今の仕事に関することは、転職を考える上でも役に立ちます。たとえば、仕事の目的が自分には合わないと思ったのであれば、どのような仕事なら合うのかを導き出すことができます。
同様に、職場の人間関係が合わないと思ったのであれば、自分がどのような人と働きたいと思っているのかを導き出すことができます。
合わない仕事をしたことも、合う仕事を見つけるための糧としていきましょう。この繰り返しが、いつかあなたにぴったり合う仕事にめぐり合わせてくれるのです。
迷ったらメリットデメリットを整理
今の仕事も魅力的だけど、すべてに満足しているわけでもないし…と、迷ってしまう人もいると思います。その場合は、続ける場合と転職する場合の、メリットデメリットを整理してみましょう。紙などに書き出してみると、明確でわかりやすくなります。納得するまでじっくり整理しましょう。
それでも決められないのであれば、転職活動をすることもできます。転職するのではなく、転職活動をするのです。
メリットデメリットは、今の仕事を続けるよりも、転職するほうが書き出すのが難しいと思います。それは、今の仕事以外の情報がないからです。
転職活動をする中で情報を集めたり、エントリーしたり、社員に話を聞きに行ったりしてメリットデメリットを洗い出していきましょう。
4.【年代別】転職を検討する際の注意点
同じ転職活動でも、年代によって難易度は変わってきます。職種や専門性など、企業が求めるものも違うからです。
自分が仕事に求めるものが明確になったとしても、年代によっては条件が厳しくなるのも現実です。各年代での転職についても把握しておきましょう。把握したうえで、今の仕事と転職を再度天秤にかけてみましょう。
20代で転職を考える場合
20代は実績よりもポテンシャルを重視される傾向があり、未経験職種への転職も可能です。20代であれば柔軟性があり、物事も早く吸収して成長してくれるだろうと考える企業が多いからです。
20代で他職種にも興味があるのであれば、早めに転職活動をすることをおすすめします。
ただし、20代での転職は仕事に対する考え方が甘い、すぐに仕事を辞める可能性があると思われてしまう可能性もあります。自己分析や情報収集も
しっかりとしておきましょう。
30代で転職を考える場合
ポテンシャルが重視される20代とは違い、30代は採用基準が厳しくなってきます。今の仕事についていけないと思っている場合も、仕事の中でどのような実績やスキルを習得してきたかを明確に説明できることが必要になります。具体的で説得力があり、次の仕事に対してはっきりとした目標も必要です。
しかし、30代の求人は少なくありません。特に30代前半であれば、大手転職サイト「リクナビNEXT」でも転職は不利ではないと回答されています。
30代でも未経験職種への転職も可能ですが、現職が嫌だからというようなネガティブなイメージが企業側に伝わってしまうと印象が悪くなってしまいますので注意しましょう。
40代で転職を考える場合
転職市場において、転職することで年収が顕著に低下していくのが40歳です。以上を現実として受け止めたうえで、転職を考えましょう。
さらに、40代で求められるのは「即戦力」と「マネジメント力」です。エントリーする場合は企業や業界により、綿密な戦略が必要になってきます。
40代での転職は、実績のある職種で探すことをおすすめします。未経験職種だと採用や教育担当が年下になったり、現場であつかいづらいと思われてしまうことも多いからです。条件は厳しくなっていくことを理解しましょう。
しかし、40代の未経験職種への転職でも年齢が強みになる職種があります。営業・接客・IT系エンジニア・警備員は、年収は下がっても入社後にスキルアップして昇進していくことも可能です。
50代で転職を考える場合
50代での転職は、正社員以外の選択肢も考えましょう。正社員として雇用してもらえる企業もありますが、50代で正社員雇用の割合が大きく下がってしまうことは否めません。年収も大幅に下がってしまうことも事実です。
正社員以外での契約・年収の大幅ダウン・会社の規模など、今の仕事と比較してそれでも転職したいか考えましょう。
50代を超えてくると、さまざまな仕事や経験を積んできているはずです。契約や年収といった条件が、これからも必要なのかも考えましょう。若い頃と比べると、求める価値観や生活レベルも変わってきているのではないでしょうか。
まとめ
本記事のポイントは、以下のとおりです。
- 仕事についていけないと感じたら、努力をしてもついていきたいと思うのか考えてみる。
- 今の仕事は、社会的意義や魅力など続けるだけの価値があるか客観的に見極める。
- 今の仕事に自分がやりがいを感じていけそうか振り返ってみる。
- 仕事が合わないと感じるなら、思い切って転職を考えてみる。
- 転職を考える場合、各年代で条件や採用基準が異なってくるので、しっかり把握して今の仕事と比較してみる。
今回の記事では仕事についていけなくて悩んでいる人へ、考え方や対処法についての情報をまとめました。
あなたの仕事の悩みが少しでも解消され、やりがいのある仕事に就けるよう心から祈っています。
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