未経験の業界への転職を成功させる方法!メリットデメリットを解説!

そろそろ新しい業界へチャレンジしてみたい。

本当は新しい仕事に挑戦してみたい。

そんな風に感じることはありませんか?

様々な理由で、未経験の業界へキャリアチェンジしようかなと考えている求職者の方は多いようです。悔いのない転職を成功させるために、未経験業界への転職のメリット・デメリットを解説します。

未経験で異業界へ転職するメリットとデメリット

これまで培った実績を脇に置き、全く新しいことにチャレンジをするというのは、メリットもありますが、もちろんデメリットも伴います。転職した場合に、ゼロからのスタートによる負担に耐えられるかを、冷静に分析しましょう。

異業界への転職のメリット

異業界へ転職するメリットは、これまでと全く異なるキャリアが築けるということです。これまで働いていた業界に限界を感じているような方は、思い切って異業界への転職を試みると、将来の展望が開けることもあるでしょう。

異業界といっても、これまで働いていた職種の経験を生かして、業界だけ変える方法もあります。これまでの実績が無駄になりませんし、ずっとひとつの畑で働いてきた人にはない視野の広さで仕事に貢献できるでしょう。

さらに給料のベースが低い業界で働いてきた方であれば、異業界へ転職することで、年収アップが可能であることもメリットです。特に給料ベースが低い業界から、職種はそのままで異業界に転職すれば、負担が少なく年収アップが実現できるでしょう。

異業界への転職のデメリット

異業界への転職のデメリットの第一は、年収が下がる可能性が非常に高いことです。特に業種だけでなく職種もチェンジする場合は、完全にゼロからのスタートになるので、大卒初任給程度の給料まで落ちるのはザラです。

また入社してから「こんな業界だと思わなかった」となるケースも、充分考えられます。よくも悪くもこれまでの常識が通じないため、肉体的・精神的に耐えられず、すぐに退職となる危険性もあるのです。

一旦転職につまずくと、負のスパイラルにはまる事もあります。自分にあった転職先が決まりづらくなったり、収入が不安定な状態が続くのです。

【年代別】異業界への転職のポイント

年齢や経験によっても、異業界の転職のポイントは異なります。ここでは、年代別にどのような点に気をつけて、異業界への転職活動をおこなえばよいのか紹介します。

第二新卒、フリーターの異業界への転職

第二新卒やフリーターの場合、異業界の転職は最もハードルが低いです。新卒で入った会社の経験はあってないようなものですし、フリーターの場合は業務的な経験があっても正社員の経験がないため、正式なキャリアとみなされない可能性が高いです。

細かいことは気にせずに、自分が興味がある業界や自分に合っていると思う業界へ、積極的に応募するのがいいでしょう。

20代で未経験業界に転職

20代では正社員経験といってもせいぜい5年程度であり、一度でも経験転職を経験していれば、現職では2年から3年程度の実務経験しかないことになります。収入もまだ希望の域に達していない人が多いため、見切りをつけるなら早い方がいいと考える人が多いようです。

業界だけでなく、職種が別の転職を目指すハードルも、20代であればまだ低いです。企業側も20代の人材採用する際には、育成が必要と考えている企業が多いです。

何より企業側のコストもそこまでかからず、転職者自身が希望する給料のベースもまだ低いため、異業界の転職としては双方ともに最もニーズにあった年齢層になります。

30代で未経験業界に転職

30代で未経験業界に転職するのは少々覚悟が必要です。といっても、職種は変えず業界だけ変えるというような場合は、スムーズに転職が進む可能性もあります。成功すれば、既存の業界よりも給与等の待遇が上がるかもしれません。

問題になってくるのは、業界も職種も変える場合です。給与は大卒初任給制度からのスタートになるでしょう。生活面で問題が生じないかなどしっかりと検討したうえで、確固とした覚悟が必要です。

また企業側としても、なぜ30代でこれまでのキャリアを一新しようと思ったのかという動機を重視し始めます。「前の職場の人間関係が嫌だったから」とか「業界に将来性を感じなかったから」「仕事自体が嫌になったから」というのでは、採用してもまたすぐ辞めてしまう危険性があると思われてしまうのです。

ですので、30代の異業界への転職は「なぜこの業界を選ぶのか」という理由を、自分の中に確立してからおこなう必要があります

中には「とにかく稼げる業界に行きたい」というわけで、異業界への転職をするケースもあるでしょう。しかし、稼げる業界というのは非常にハードな業務で、厳しく結果・成果が求められるものです。踏み込むには相当の覚悟が必要ですし、もしうまくいかなかった場合は転職したという事実自体が履歴書の傷になる可能性もあります。

中高年の未経験業界への転職

中高年で未経験業界へ転職するケースというのは、これまでの経験をもとに働ける職場であることがほとんどです。

たとえば、マネージメント能力を買われ、異業界の同ポジションもしくはこれまで以上のポジションへ転職する。またはこれまで培ったビジネス上の人間関係の中からヘッドハンティングされる。いずれにしても、これまでの経験・能力・実績を評価され、より好条件での待遇になるから、転職をおこなうというケースです。

しかし、中にはのっぴきならない事情で、異業界かつ未経験職種への転職を検討しなければない人もいるでしょう。この場合、まず前提条件として覚悟しなければいけないのは、大幅な収入ダウンです。仕事以外の生活環境も大きく変わる、重要な決断を迫られる覚悟をしておかなければなりません。

さらに20代・30代と比べて、新しいことへの吸収力や感受性が大幅に落ちていることも自覚しなければなりません。ですので、やはり異業種への転職はともかく、職種まで完全に未経験のものを選ぶというのは、転職者にとっても採用する側にとってもリスクがあります。

たとえ異業界・未経験職種への転職を検討するにしても、何か少しでもこれまでの経験を生かせそうな転職先を探す心がけが必要です。企業としても、中高年の転職者に対しては20代・30代の転職者と同じものは求めません。経験を経たことによる判断力やマネジメント力に期待をしているのです。

「業種未経験の20代の転職者と40代の転職者どちらを選ぶか」となった場合に、ほとんどの企業ではよっぽどのメリットがない限り、40代の転職者を取ることはないでしょう。伸びしろが少ないと判断されるからです。これまでの経験を評価されるような転職活動を心がけましょう。

未経験の業界へ転職するための準備

未経験の業界に転職するために採用される確率をあげ、よりよい条件で採用されるためには、ただ漠然と転職活動をおこなうだけでは足りません。業界研究をおこなうと同時に、次のような取り組みを自発的におこないましょう。

資格やスキルを身につける

もし転職したい未経験業界がある程度定まっているのであれば、必要な資格等を転職前に取得しておくのは有効です。他に資格を持っているから採用しやすいというだけではなく、計画的に意欲的に取り組む姿勢というのが評価されるでしょう。

また資格以外には、転職先の業界で必要な知識を身につけるのは当然として、実務に役立つスキルを身につけ、実務経験を何らかの方法で積んでおくのもひとつの手です。無理な場合もありますが、転職前に副業としてその業種の一端に触れておくという方法があります。

自分の経験やスキルを棚卸する

現在の自分にいったい何ができるのかを客観的に分析することも大切です。

たとえば、事務職として働いていて「事務職であれば異業種でも転職先はあるだろう」と考えている人は多いかもしれません。確かに間違ってはいませんが、単にPCで事務作業をこなすだけなら、正社員でなくても構わないということになります。作業ができるかどうかももちろん重要ですが、それ以上に、正社員として企業にどのようなベネフィットもたらすことができるかということも、アピールできないといけないのです。

たとえば、「業務効率化を進めた」「部下の教育をし、5人のマネジメントをおこなった」「これこれこのような工夫をおこなった結果、ミッションを達成した」など、成果として話せる経験をいくつか持っておく必要があります。

実際に前職での業務がそのまま異業界で直接活かせるかは別として、考え方や取り組みの姿勢が評価され、採用に至るケースが多いのです。逆に、単に業務的な即戦力としてのアピールしかできない場合は、同業種出身者の方が評価が高くなります。求められるハードルも上がるでしょう。

未経験業界に転職するということは、短期的な戦力というよりは長期的に見て企業の利益になるかが重視されると考えるべきです。ですので、あなたを形作っている考え方や行動様式、結果を出せるエネルギーがあるかを評価されます。そこをアピールするには過去の実績から、分かりやすくエピソードを切り抜くしかありません。自身の経験、スキル、実績の棚卸しが不可欠です。

業界未経験でも転職のハードルが低い業界・職種

自慢できるようなスキルや実績に乏しく、かといって同業界での転職は極力避けたいという転職者もいるでしょう。そういった場合に転職がしやすいのは、人材が不足している業界です。業界未経験でも、転職のハードルが低い業界・職種をご紹介します。

飲食業界

飲食業界は業界未経験の転職のハードルが非常に低いです。正社員での転職を希望すれば、非常に高い確率で早く内定をもらえるでしょう。

飲食業界は業界未経験でも、社会人経験があればいきなり幹部候補や店長候補、もしくは何らかの管理者としての立場で採用される可能性があります。そのため、転職一年目で転職前より年収アップする可能性すらあります。管理者、管理者候補者としての採用であれば、500万円程度はいきなり狙える場合もあるのです。

しかしその反面、激務であることはほぼ間違いないでしょう。、いいか悪いかは別として、「月に一度休みを取ればいい」「毎日15時間以上の長時間労働」など、過酷な労働状況になるケースは少なくありません。

さらに最初の年収ベースこそ高いものの、そこからのアップがほとんど見込めないという落とし穴があります。給料や休みへの不満、さらには体調を壊すなどの理由で早期の退職となる危険性は比較的高い業界です。

そのため、飲食店業界では社員が3年以上続くケースというのは極めて少ないです。会社や店を半年〜3年程度で変え、回遊魚の用に転職を繰り返すケースというのがよく見られます。

もちろん店を変わるたびに、自らの調理やマネジメントのスキルが上がっていれば問題ありません。しかし、そうではなく短期間に店を変えた場合は、条件がその度に悪くなる可能性が高くなります。

ですので、飲食業界への転職はなかなかリスキーな行為といえます。この業界に転職する場合は、自分が飲食業に携わる中での目標を持っておくことが大切です。飲食業界1社目に入社した会社で、5年10年勤めることができる可能性というのは極めて低いでしょう。覚悟ができていなければ、結局飲食業界を去ることになり、その間のキャリアははっきりいって無駄になります。たとえば将来的に独立をして自分で店を出す、この会社のフランチャイズを自分で展開するなどの確固たる意思が必要です。

介護・福祉業界

介護福祉業界も飲食業界と同じく非常に人材だといえます。市場自体は拡大する一方なので、チャンスは多い業界です。

介護・福祉業界に転職する場合の前提条件として、排泄や入浴介助に抵抗感や嫌悪感がある方には難しいでしょう。高齢者や重度障害者向けの介護事業でなく、障害者の就労支援などであれば、排泄や入浴介助は業務上ない場合があります。しかし、業界について回る仕事にはなるので、自分が潔癖だと思う方には選択肢から外れる業界です。

介護福祉業界は非常に転職のハードルが低く、社会人経験がある方ならほぼ無条件で正社員採用に合格できるといっていいでしょう。基本的には現場の介護士からのスタートになりますが、中には管理者候補として採用してくれる会社もあります。そういった会社であれば、年収ベースは、初年度でも400万円程度からスタートできる場合もあります。

しかし、基本的には現場の介護士は非常に給与ベースが低く、年収ベースで200〜300万円程度のスタートと考えるのが無難です。さらに管理職になってもマックスで500万円程度の年収が限界でしょう。

管理職を目指すためには様々な資格を取得し、さらに実習等の参加も必要不可欠になります。自主的な学習を常に進める必要があります。現場では慢性的な人手不足であり、過酷な業務内容といってよいでしょう。

ただし、一概に営利目的とはいえない部分もあるので、「商業主義の仕事に疲れた」「単純に人の役に立つ仕事をしたい」というマインドの方なら、精神的な満足を得られるかもしれません。

転職を志す場合、入職前に介護初任者研修を修了しておくのがベストですが、多くの施設では入社後の資格の取得でも問題ないケースが多いです。それだけ人手不足の業界といえます。

物流業界

物流業界の職種で代表的なものはトラック運転手です。以前は月収100万円を目指せる高収入で、自由な裁量でおこなえる仕事ということで、非常に人気の業界でした。

ただし、基本的にはブルーカラーの仕事ということで、4大卒のホワイトカラーの転職先としては、候補に入りにくかったかもしれません。また、若者の車離れも業界の不人気に拍車をかけました。

しかし現在、物流業界は空前の好景気です。Amazonや楽天のようなネットショッピングが台頭し、各社によるECサイトの運営事業は熾烈な競争となっています。ネットショッピングで購入された物品を宅配するのは物流業者の役目です。現在こうしたネットショッピングの宅配に対応できるだけのインフラは全く足りてない状況といえます。

具体的には中型・大型車の運転免許を持っているドライバーが不足しており、免許を持っているドライバーも高齢化の一途を辿っています。このため、普通免許でも運転ができるトラックを独自に開発し、なんとかドライバーを確保する動きを見せている会社があります。また、入社時は免許がなくても、入社後に取得をさせ、ドライバーとして育成する会社などが出てきています。

ただし、ほとんどの場合、運転免許は中型以上が必要になるといえます。免許を取得するにあたって、会社がサポートしてくれる体制ができつつあるというのが現状です。

ドライバーであれば、一人多くても二人で業務をおこなうことになるので、組織で働くのがいやになったような方にとっては自由を謳歌できるでしょう。また働くほどに稼げるシステムも、モチベーションを高めてくれるかもしれません。

IT業界

「IT業界がハードルが低い」なんて信じられないという方もいるかもしれません。もちろん、最低限の基本的なプログラミング能力は必要になります。

実務経験がなかったとしても、プログラミング言語を専門学校やeラーニングなどで学び、何らかの成果物を作成することができるレベルには到達しなければなりません。プログラマーへの転職を目指して、会社の就業後や休日に勉強している社会人は、多数存在します。

とはいえIT業界といっても幅広く、どの職種を目指すかというのはかなり重要です。多くの人がぱっと思いつくのは、アプリの開発やWeb サイト制作、ゲーム制作などかもしれません。

しかし、こういった職種は誰しもが思いつくだけあって、プログラマーやエンジニアの人材は足りています。競争も激しいため、業務未経験の新人が就労できる現場は条件もよくないでしょう。将来性も期待できないかもしれません。

まだそれほど一般的ではないが、将来的に需要が拡大するであろう分野を目指すことで、選択肢を増やすことができるでしょう。今であればAIやブロックチェーンの分野は、開発者の数が全く足りていません。業務未経験でもPythonやSolidityなどをある程度使えれば、いい条件で採用される可能性はあります。学習するプログラミング言語はJavaやC言語、Rubyなど基本的なところはある程度押さえた上で、こういった先進的な言語を学習するのが効果的です。

営業系職種

営業系職種は業界にかかわらず、未経験での採用が活発な職種ではあります。とにかく商品を売ってくるのが仕事なので、能力があればどんどんノルマを達成し、給与が上っていくのが魅力です。販売する商品やサービスのディテールを必ずしも深く理解することを必要とされないので、業界に関係なく転職をする営業マンは多いです。

デメリットとしては、とにかくノルマや会社からのプレッシャーがきついことです。成績がよくなければ給料が上がりませんし、長く在籍したからといって必ずしも評価されるわけではありません。また営業未経験OKの募集の場合は、往々にしてテレアポや飛び込み営業が主体のケースが多いので覚悟が必要です。業務自体が苦痛で耐えられないという可能性があります。

管理職

業界未経験で最も理想的な転職が、管理職としての転職かもしれません。現職やこれまでの実績が評価され、全く関係のない業界からヘッドハンティングをされるというケースです。これまで培ってきた人脈はもちろん、登録している人材紹介会社から声がかかるケースもあるでしょう。30代後半から中高年の異業界転職は、極力このスタイルを目指したいところです。

まとめ

  • 異業界への転職は全く新しい挑戦ができる
  • 異業界への転職は収入面でリスクがある
  • 年代別が上がるに従って異業界転職はハードルが上がる
  • 未経験の異業界転職は転職する前の準備が必要
  • 未経験でもハードルが低い業界はあるが、メリットだけでなくデメリットもある

異業界の転職は覚悟をもっておこなう必要があります。しかし何歳になっても確固たる信念を持って取り組み、失うものを受け入れることができれば、チャレンジは遅いということはありません。あなたにとって大切なものが何かを見極め、転職する業界を決めましょう。