会社を辞める前に試したい、むかつく上司への対処法5選!

なぜだか上司と馬が合わない…。

上司がむかつくので、少し苦手…。

そんな風に悩んではいませんか。

仕事ができるできないとか、理屈的に正しいとか正しくないとかではなく、とにかくむかつく上司に悩んでいる方は多いと思います。そこで今回は、むかつく上司のタイプ別分類、むかつく上司に我慢できない時に取るべき対処法についてご紹介します。

【タイプ別】むかつく上司の被害例

むかつく上司にもさまざまなタイプがあり、それぞれ異なった方法であなたの精神にダメージを与えてきます。ただ単にむかつく人であれば、関わらないとか抵抗するという方法を選ぶのが楽チンです。しかし、上司であればそういうわけにもいかないから精神を病むのです。むかつく上司のタイプ別被害例を集めてみました。

仕事をしない上司

「朝出社してから退社時刻になるまで机に座って何をしているのかさっぱり分かりません。私たちの業務に干渉してこないのは楽といえば楽なのですが、業務の改善や他部署との連携等で確認したいことや要望等を出しても全て生返事。具体的に動いてくれたことが皆無です。

再三報告や要請をしていた件を全てスルーし、他の部署からクレームが来た時には報告を受けてないなどと言い出す始末!それ以来、上司とのやり取りは全て記録が残るメールやチャットなどでおこなうようにしました。部下である私たちはしっかり仕事をしているという姿勢を外部にアピールするよう心がけています」(事務職・女性41歳)

無気力なのか何なのか、こういったタイプの上司はたまに存在します。これで上司になれるというのが謎なのですが、在籍年数が長かったり、もしかしたら過去には実績を残したりしたこともあったのかもしれません。

厄介なのは、このタイプで外面やコミュニケーション能力だけは高いケースです。外から見るとすごく仕事をしてるように取り繕っているが、蓋を開けてみるとさぼってばかりだったという上司もいます。このスキル自体が彼の昇進の役に立っているケースがあるので、そうなると部下のむかつきは半端ないでしょう。

暴言がひどい上司

「上司が暴言ががひどくて精神的にかなり追い詰められています。『死ね』や『殺すぞ』は日常茶飯時。さすがに暴力を振るわれたことはありませんが、『お前録音してないよな』とか『労働局に訴えたらお前殺しに行くからな』など、ありとあらゆる場面で追い詰めてきます。

外出先や社外への暴言もひどいです。駅でエスカレーターでお年寄りがゆっくり歩いていると『のろのろ歩くババアは突き落としたくなる』とか平気で言いますし、会社に出入りする業者のミスはかなり高圧的に責めまくるのもよくある光景です。最近ではああいう人が上司として人の上に立てるんだと思うことで、人間社会自体に希望が抱けなくなってきました」(営業・男性28歳)

最近だと、吉本の問題等で上司や組織の上層部の暴言が話題になりました。しかし、一般社会でもかなり根深いものがあります。

特に今の40代以上の社会人には、自分たちが若いころに暴言や暴力等を日常的に受け、それに耐え今の地位を築いたという自負がある層が一定数います。

そういった人にとっては、今のこの働き方改革に始まった暴言やパワハラを非難する風潮は、あほくさい以外の何ものでもありません。そう思っているから、あくまで自分が受けてきた教育や部下の管理の方法を、そのまま今も再現しようとするのです。万が一社会的に非難をされるようなことがあれば、その時に初めて冷や汗をかくでしょう。

しかもこういったタイプの上司はかなりハートが強く、社内で実績を出しているケースもあるため、一定期間首をすくめていてもすぐにまた調子を取り戻します。部下としてはむかつくのをとおり越して、鬱や統合失調症になる危険性すらあるのです。

パワハラする上司

「直属の上司からパワハラを受けています。元々営業職だったのですが、成績が上がらず営業アシスタント的なポジションに変えられました。それは仕方がないのですが、回される仕事が無限のコピー取り、裏紙をメモに使うサイズに裁断をし続けるなど、どう考えても重要性の低いものばかりです。

上司に1度仕事内容について質問をしたところ、業務命令に従うことができないと叱咤され反省文を書かされました。そしてその反省文をダメ出しされ、一週間は反省文を書き直すだけの毎日。おそらく会社としては私をクビにしたがっていることは推測できるのですが、大変悔しいです。最近では同じ部署の同僚も、関わるとろくなことがないと思うのか挨拶も返してくれなくなりました。」(営業アシスタント・男性31歳)

上司が発言だけでなく職務や行動についてまで、ストレスを意図的に与えるようになったパワハラも聞きます。 パワハラには目的があるケースと目的がないケースがあり、目的がないケースは小学生や中学生のいじめと同じです。本人のストレス発散に使われていると考えていいかもしれません。

目的があるケースだと、上司自身が部下に辞めてほしいと考えているか、さらに上から辞めさせろといわれている場合が考えられます。

「こんなパワハラに対してうるさい時代に、パワハラをおこなうことで会社を辞めさせるなどという浅はかな行動をする人物や組織は存在するのか」と思う人もいるかもしれません。

しかしパワハラはあなたの抵抗する気力、法的手段に訴える気力など、すべてを根こそぎ奪う精神的ストレスを与え続けるのです。こういった効果を知り尽くしている人は、パワハラの仕方もうまいです。さらに、自分がパワハラして辞めさせた人間が労働局などに訴えるわけがないと高をくくっています。

目的がないパワハラだと、最悪むかつくだけで済む可能性もあるでしょう。しかし目的があるパワハラだと深刻なのです。

セクハラする上司

「上司が飲み会で、毎回女子社員にセクハラをして困っています。お尻を触るわ抱き寄せるわ、卑猥な発言を連呼するわセクハラ質問への回答を強要するなどです。抗議をおこないましたが一向に改善されず、最近の女子社員は飲み会でのマナーがなっていないと逆ギレをし始める始末。

勤務中ものセクハラ発言が多く、夫や彼氏とのプライベートな話をネチネチ尋ねてきます。関係ない部署の人やさらに上の上長から見ると、冗談が多いひょうきんなキャラクターという認識らしく、セクハラだという認識をされていないのに呆れます」(制作・女性27歳)

セクハラ上司はむかつく上司の中でも、最も低レベルなタイプといえます。セクハラがどのようなメリットを組織に生み出すこともありません。単に自分の性的欲求を満たし、品性下劣な人格を露呈することによって露悪的な快感を得るという行為でしかないからです。

2000年前後くらいまでは、男性社員が女性社員へセクハラ発言することがまったく問題になっていませんでした。当時のドラマや映画を見ると、今では信じられないシーンや発言に驚く方も多いのではないでしょうか。特定のカテゴリーでしか生きておらず、感覚や常識が更新されていないタイプの男性は、今でも平気でセクハラをします。

その品性の下劣さとポンコツさが、非常にむかつくタイプです。

モラハラする上司

「おそらく上司からモラハラにあっています。私はあまり仕事が早い方ではなく、以前から上司にせっつかれることは多かったです。上司は非常に頭がきれ、仕事も超スピードでこなすため、私の存在自体にイライラが高まっていたのかもしれません。

最近は仕事がいつ終わるのかの確認の頻度がすごくなり、いつ終わるのかの期限を自分からいわされるようになりました。それを一分一秒でも過ぎると、なぜうまくいかなかったのか分析し、報告書を作ることを課されるようになり、更に仕事が進まなくなっています。就業間際に大量の仕事を押し付けられ、終電まで仕事をすることも増えました。精神的にも身体的にも、もう限界です」(商社・女性32歳)

モラハラは周囲から分からないケースが多く、非常にたちが悪いです。往々にしてモラハラをおこなう上司は非常に優秀で、社内での評価が高いのです。部下を指導するという適切な行為をおこなっているように周りから映るため、モラハラされているといったところで「それ当然じゃない?」と言われてしまうオチが待っているのです。

もちろんレベルの低いモラハラも存在します。仕事に必要な資料を渡さない、他の同僚が参加している飲み会やイベントに誘わないなどです。こういったいじめに近いモラハラのケースであれば、周囲に相談するのもいいでしょう。

しかしあくまで指導という形をとっているモラハラは、あなたか上司のどちらかが変わらない限り終わることはありえません。むかつくをとおり過ぎてストレスによる欝を発症し、退職を検討しなければならなくなるかもしれません。

むかつく上司への対処法5選

むかつく上司にはどのように対処したらいいのでしょうか。その場をやり過ごすだけでは限界があります。味方をつけて上司の言動を解決する方向に動きましょう。

同僚に相談する

まずは同僚に相談するのもひとつの方法です。気をつけないといけないのは、「あの上司むかつく」という愚痴のスタイルで相談をしない方がいいということです。

というのも、必ずしも同僚全てがあなたの味方であるとは限らず、上司が意図的に攻撃しているのを知っているケースもあるからです。たとえば、パワハラをすることであなたを辞めさせようとしているのを知っているケースがあります。そういった場合にあなたがむかついていることが同僚から上司に伝われば、その情報を利用してさらに攻撃を仕掛けてくる可能性があるのです。また上司を慕っている同僚だとしたら、注進されることは想像に難くありません。

ですので、「どうしたら上司の要望に添えるか困っている」「アドバイスを欲しい」というようないい方で同僚に相談するのが吉です。もしあなたと同様に上司にむかついている同僚だとしたら、そこからよりエモーショナルな方向へ話が発展するでしょう。そうなった時に初めて同僚の中に味方を見つけることができるのです。

別の上司や人事に相談する

別の上司や人事に相談するのももちろん有効です。この時に必要なのは、むかつくという感情を抑え、とにかく何をされたのか事実を正確に伝えることです。

人事部や社内の社員相談室的な部署が、社内のパワープレイの外にあるようなケースであれば、比較的話を聞いてもらいやすいでしょう。しかし相談した上司や人事部が、あなたがむかついている上司への任命責任があるような場合、会社批判をしていると捉えかねられません。

上司は会社にとってメリットがあるから、上司に任命されているともいえます。これは正しい考え方とは言えないかもしれませんが、会社の上層部にとって大切なのは、本来あなたよりも上司です。どちらのいい分を信じるかとなった時に、あなたのいい分が悪いケースとなる場合があるということを頭の片隅に置いておくといいでしょう。

思い切って本人に伝える

多くの人には勇気のいる方法かもしれませんが、本人に「私がむかついている」「苦しんでいる」ということを伝えるのも有効です。ポイントは冷静にキレることです。

今までストレスを感じたことを全部まとめておいて、それを冷静に伝えましょう。実際に業務上どのような支障があるかということを論理的に話す必要があります。上司はなだめすかしたり、もしくは冷静に反論したり、逆ギレしてきたりするでしょうが、それに納得してはいけません。毅然とした態度で「とにかく私は怒っている」ということをはっきり伝わるまで話すことが必要です。

必要なのは上司に冷汗をかかせ、反省してもらうことです。あくまでその後のあなたが職場で過ごしやすくなる、業務を遂行しやすくことが目的なので、働くためにむかつく言動を控えてほしいということを主眼において話し方を考えましょう。

労働局に告発する

会社と法的な争い、裁判等になることを辞さない覚悟が必要です。単にむかつくをとおり過ぎて精神的に悪影響を受けるパワハラ、モラハラ、セクハラ、暴言などであれば、労働局に告発するというのもひとつの方法です。

よく出てくる労働基準監督署は残業代などの未払賃金などに関しては、スムーズに対応できますが、パワハラなどの労働問題が含まれるケースに関してはあまり役に立ちません。労働局に解決方法を相談しに行きましょう。相談するにあたっては音声や動画などのデータがあればベストです。それがない場合は、いつどのような攻撃を受けたかなどを、できるだけ詳細にメモしたものを用意しておくことが大切です。

プライベートでストレス発散

根本的な解決にはまったくなりませんが、上司がむかつくというのが愚痴程度で済むレベルのものであれば、会社外で発散することで我慢できることもあるでしょう。プライベートでのストレス発散です。

旅行、ショッピング、スイーツ、合コン、パーティー、酒、タバコ、スポーツ、ギャンブルなど、世の中にはつらいことを忘れられる刺激的な娯楽があふれています。

注意点として、ストレス解消によってストレスを打ち消している限りは、ストレスが発生する限り永遠にストレス解消の娯楽に金を投じ付ける必要があります。しかも徐々により大きな刺激を求めるようになっていくので、むかつく根本原因を解消せずにストレス解消法だけが過激になっていきます。行き着くのは金銭的な破滅です。

上司を辞めさせることは可能なのか

「むかつく上司を辞めさせれば話が早い」と考える方もいるかもしれません。実際にむかつく上司を辞めさせる事は可能なのでしょうか。

上司が法に引っかかる行為を犯していた場合は、辞めさせることは比較的容易です。たとえば明確な暴力、明確な淫行、業務上横領などの不正行為などが挙げられます。

むかつくに関わるケースだと、明確な暴力が最も現実的かもしれません。暴言などではなかなか動いてくれなかった会社でも、暴行があると慌てて厳格な対処をおこなうケースはよく見られます。しかし、これは部下に対しても同じです。上司がむかつくからといって、思わず手を出すと言ったことは絶対にあってはなりません。

こういった明確な犯罪行為がない限り、上司を辞めさせて会社から追い出すというのはかなり難しいといえます。どうしてもおこないいたいのであれば、自分も辞める覚悟で前述の「労働局に相談する」などの法的手段に訴える必要が出てくるでしょう。

上司や会社が変わらないなら転職も選択肢に入れる

上司がむかつくのが改善されずに、会社に訴えてもどうにもならないのであれば、転職も選択肢に入れる必要が出てきます。むかつく上司の下で長く働くことで、あなたの精神面に変調が出る危険性があるからです。

上司がむかつくという理由で転職をする際の注意点

仮に上司がむかつくから転職する場合でも、面接で「上司がむかつくから会社を辞めたいと考えています」という風に述べてはいけません。コミュニケーション能力に難がある人と思われたり、転職先で合わない人がいたらまたすぐに辞めてしまうと思われてしまう危険性があります。あくまで業務にフォーカスした転職理由を述べるのがいいでしょう。

もし上司がむかつく以外にどうしても転職理由として述べるものが見つからないのであれば、むかつくことによって具体的にどのように過酷な労働状況だったのかを伝え、面接官に論理的に納得してもらう必要があります。その場合もむかつくといった感情的な表現は避け、業務や職場の過酷さのみを淡々と説明するのが無難です。

年功序列か実績を重んじるかにもよる

「上司がむかつくという理由で転職をするのはいかがなものか」と悩む方もいるかもしれません。確かに難しいところですが、社風によってはあなたのストレスは在職している限りついて回るタイプのものかもしれません。社風が合わないからむかついている可能性もあるので、その場合は転職した方が将来のためにもいい場合もあります。

実績を重んじる会社であれば、上司な能力のなさや非効率な業務状況などでむかつくことが少ない代わりに、モラハラやパワハラで悩むケースというのは増えるかもしれません。年功序列の会社であればなんだかんだ安定している代わりに、上司が無能さや社内のシステムが非効率さにむかつくかもしれません。

むかつく原因が、必ずしも上司単体ではないかもしれないということです。上司を形作っているのはその社風の可能性もあるので、あなたに合ったマインドをもった会社を探すほうが建設的とも言えます。

まとめ

  • むかつく上司に悩む人は多い
  • むかつく上司に対処するには味方をつける必要がある
  • むかつく上司に対処するには感情的ではなく冷静に
  • パワハラ等の法的な告発は労働局へ相談
  • むかつく上司に我慢できないなら転職も考えよう

ムカつく上司を放置しておくと、結局あなたがストレスを蓄積し泣きを見ることになります。職場で実力を発揮し正当な評価を受けるためにも、ムカつく上司からのストレスを無視してはいけません。場合によっては転職なども視野に入れ、就業環境の改善を試みましょう。